万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3895 たまやはす3620

2021年03月10日 | 万葉短歌

2021-0310-man3895
万葉短歌3895 たまやはす3620

たまはやす 武庫の渡りに 天伝ふ
日の暮れ行けば 家をしぞ思ふ  ○

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□たまはやす むこのわたりに あまづたふ
  ひのくれゆけば いへをしぞおもふ
○=作者未詳。
【編者注】巻17(3890~4031、百四十二首)の第6首。旅人傔従等羇旅悲傷歌十首の第6首(ただし、依拠本の付番は8)。
【訓注】たまはやす(多麻波夜須)[「魂を奮い立たせる意と覚しい」。14-3406乎里波夜志(をりはやし)、16-3886(長歌)腊賞毛(きたひはやすも〔2か所〕)]。武庫の渡り(むこのわたり=武庫能和多里)[「兵庫県武庫川の河口付近の渡し場」。03-0256武庫乃海能(むこのうみの)、-0358武庫浦乎(むこのうらを)、ほか]。日の暮れ行けば(ひのくれゆけば=日能久礼由気婆)。家(いへ)。