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万葉短歌3902 梅の花3627
梅の花 み山としみに ありともや
かくのみ君は 見れど飽かにせむ 大伴書持
3627 万葉短歌3902 ShuI048 2021-0317-man3902
□うめのはな みやまとしみに ありともや
かくのみきみは みれどあかにせむ
○大伴書持(おほともの ふみもち)=08-1480歌参照。
【編者注】巻17(3890~4031、百四十二首)の第13首。「追和大宰之時梅花新歌六首」の第2首。
【訓注】梅の花(うめのはな=烏梅乃花)。しみに(之美尓)[「物のびっしりつまったさま。集中ここのみ」]。飽かにせむ(あかにせむ=安可尓勢牟)[「<飽かざらむ>に同じ」。この一例だけ]。