おはようございますZUYAさんです
ちょっとお待たせしましたが、先週11日から14日まで敢行された「心の旅」をシリーズ4回ほどで綴ってまいります。出発するわずか数日前に急に思い付いたわりには、中身の濃い旅になりました。あまりにも心にズッシリと響き過ぎましたけどね
BGMはWingsの1976年の傑作アルバム「Wings At The Speed Of Sound」
Paul MaCartneyが“バンドであるイメージを強調するため”に、他のメンバーが書いた曲やメイン・ヴォーカルを彼以外にも任せている曲が収録されています。当時は前年に発表された「Venus And Mars 」を引っさげての大規模なワールドツアー中で、目玉であるThe Beatles時代以来初のアメリカ・ツアーを大成功に導くためにツアーの合間に制作されたのですが、良いアルバムだと思います
さてZUYAさんが子供の頃は、沖縄を除く日本全国をまだまだ網羅していた国鉄(現JR)の夜行列車。それらに乗って夜が明けたら遠い町にいるというのは、多くの方が憧れた旅の醍醐味の一つだと思います。ZUYAさんも良く利用しましたが、最後に乗ったのは「青森・函館旅行」に行った時なので、かれこれ15年ほど前...なんかねぇ15年前とか20年前を普通に語れようになった自分が怖い...(20歳で5歳の時を語れませんからね~)
その後時代の流れで高速バスやら新幹線網の拡大で夜行列車(寝台列車)は、ほぼほぼ無くなってしまいました。今回は唯一定期列車として残っている「サンライズ出雲・瀬戸」に乗り讃岐路への旅を始めました
上記の理由で希少価値が高く近年大人気の列車になっているようですが、出発の僅か数日前にも関わらず、寝台券を取れたのはどうやらコロナのおかげのようですね(コロナ禍では乗車率3割だとか~)
東京駅の出発は21時50分とわりと遅め。この列車にはシャワー室が設置されているのですが、通常は入線前からホームに並び最初にシャワールーム用のカードを販売機で買うのが、常套手段となっているようです(車両に搭載できるタンクの容量に限界があるから)。でも、みなさんご存知の通り“並ぶのが嫌い”なZUYAさんは、家を出る直前にシャワーを浴びてから駅に来ました
東京駅に着くと列車は既にホームに停まっていました。今夜の宿は「シングル」と言う1人用の個室。そう、ほぼほぼ個室の寝台車で構成されている点は流石に時代の変化でしょうか(最近は社員寮とかでも、昔のように相部屋なんて死語のようですね)。更に料金が1,000円ほど安い「ソロ」と言う個室もあるのですが、かなり狭く正に横たわることが出来るだけ。何か別の意味の“寝台車”を想像してしまいますね
出発までの時間は長く、とりあえず荷物を置いて(ドアに鍵がかけられます)ホームに出て夜食を購入したり写真を撮ったりしていると、ふと思い付きました、
朝シャンしたくねぇ? (←例によって語尾を上げて読んでください)
既にかなり時間が経っていましたが、試しに行ってみると普通に買えました~
列車が動き始めると、備え付けの浴衣に着替えて早速「晩酌タイム」に突入。これぞ夜行列車の醍醐味と言わずして何とやら。しかし、ここで大きな誤算が...
なんか飲み物少なくねぇ? (←例によって語尾を上げて読んでください)
こんな小瓶ボトルではなく、普通サイズの1本を買えば良かった…
当列車には車内販売サービスはありません。これもまた時代の流れで皆さん乗車前に買い込むので廃れてしまいましたね。しょうがないのでチビチビ(しかも薄めて)呑み始めましたが横浜を過ぎた辺りで無くなってしまい、まさに途方に暮れてしまいました...どうするよ、この先?
仕方がありません。子供の頃なら夜行列車なんてワクワクしてなかなか寝付けなかったのですが、大人(しかも酒を切らした)は潔く寝ることにしました~
真夜中に何度か外を覗きました(記憶にあるのは熱海駅と大阪駅)。完全に目を覚ましたのは姫路駅(5時25分発)を過ぎた辺り。しばし車窓から景色を眺めてから、昨夜の思い付き通り“朝シャン(←言ってて恥ずかしくないかい?)”をすることに
隣の車両にあるシャワールームに行き、脱衣所でカードを挿入。シャワールームに入ると6分間使えるはずの表示が、まさかの「0:00」...
ボタンを押してもうんともすんとも言わないので、また浴衣を着てシャワー室から出て車掌室を探しました。この列車は14両編成で、次の岡山で切り離されて島根県の出雲市へ向かう編成が後方に連結されているのですが、ZUYAさんの乗っている「高松行き」の車掌が見当たらず、「出雲市行き」編成の方まで浴衣姿で探しに行く羽目に...
これって探している間に切り離されたら...ZUYAさんは浴衣姿。財布から靴、荷物などだけが瀬戸内海を渡って行ってしまうことになるのでは...と、ちょっと不安になりましたが無事に車掌さんを見つけることが出来ました
やっとこさシャワーを浴びて部屋に戻り、カメラを持って大きな窓のあるロビー室で朝日の写真を撮りました
岡山に着くと先述の切り離し作業のため数分間停車するので、ホームに降りて“追加のお酒か缶コーヒー”かを迷いましたが(←迷うなよな!)、泥酔で初めての地に降り立つのもどうかと考え後者にしました~
ZUYAさんは四国には何度も訪れたことがありますが、「瀬戸大橋」を渡るのは初めてなのです(観るのもね)。いつも空路ばかりだったので(数年前の徳島県訪問の時は車でした)。もう橋にかかると大興奮。凄いですよねぇ、10個の橋で島々を跨いで海を渡るなんてね。通路挟んで反対側の空き部屋と行ったり来たりして、両サイドの写真を撮りまくりましたよ~
香川県に入りました。ええ初訪問です。風景を観ていて面白いのが、ポコポコと低いけど単独峰(山)がやたらと目に入ります。大阪の古墳のように本当に文字通り“ポコポコ”とあります。橋を渡ってから、あっという間に終点高松駅に着きました。遠い昔はここには連絡船へとつながる通路があり、さぞかし賑わったのだろうなぁと
東京を出る時は宿泊先以外のプランは全く立てていませんでしたが、瀬戸大橋を渡ってから香川県内に入ってから高松到着までの間に少しは考えてみました、
「食えるだけ讃岐うどんを食ってやる」
そんな感じで旅は続いて行きます~
To be continued.
Have A Good Day,Folks!