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山本モナさん、その他について考える

 アナウンサーの山本モナさんと民主党の細野代議士が、路上でキスをしていた写真を撮られ、また一緒に泊まっていたという事実について、報道された。また、山本モナさんのケースとどれくらい似ているのか違うのかは、定かではないが、女優の杉田かおるさんと、さる出版社の幹部社員(妻子持ちの50代の男性)とが、路上で口論して、その後、ラブホテルに入ったという一部始終が報じられた。

 これらの、どこが問題なのか、それとも、問題だということが不当なのかは、案外はっきりしない。

 山本モナさんのケースについては、知り合いの雑誌の記者によると、取材する側では、山本モナさんを追いかけると何らかの男性絡みのニュースを取れるであろう可能性が非常に高いだろうと言われていて、彼女を追いかけたら、たまたま細野代議士との関係が出てきたという事であったらしい(正確な確認は取れないが、そのような事情と聞いている)。全くの推測だし、それで、山本さんや細野代議士自身の問題が軽くなるわけでもあるまいが、そういうことであったらしい。

 細野代議士には、奥さんがいるので、山本モナさんとの関係は、「不倫」であると、報じられている。今のところ、細野代議士も山本モナさんも、何もコメントしていない。特に、細野代議士については、コメントすることから逃げているという批判があるが、批判されて当然なのかも知れないし、このようなことに対して、コメントは不要なのかも知れない(どうなのだろうか?)。

 恋愛あるいは、一時的な気分に任せて行動することに対して、当事者(たとえば細野氏の奥様)ではない第三者(週刊誌の読者など)がどうこういうのは筋違いの話かも知れないし、細野氏の場合は選挙民に選ばれた代議士だから、私生活にいたるまで、有権者に対して報ずるべき価値があるのかも知れない。この辺り、当事者と、第三者とを、どのように整理したらいいのかは、難しい問題だ。
 
 ただ、現状のような世間の反応があることを前提とすると、山本モナさんについても、細野代議士についても、この事件の影響は小さくない。彼らに関わるスタッフに、とっては、ある意味では生活を脅かされるような、相当に迷惑な話であっただろう。

 山本モナさんに関しては、マネジメントする側が、彼女の性欲を無難に処理してあげる手段を考えるべきだったのかも知れないし、細野代議についても、似たような事情だったのかも知れない。ただ、たとえば、山本さんの事務所のマネジャーあるいは、彼女を起用したプロデューサーなどにも、家族は居るわけだし、彼女が起こしたスキャンダルは、彼女以外の関係者の生活にも大いに影響しているから、問題は、彼女の自己責任ということでは整理しきれない公算が大きい。
 
 さて、それでも、彼女や細野代議士のような人々のニュースを報じる事に対して、どのような価値があるのかは、なかなか難しい問題だ。

 一つの仮説として、私は、第三者には関係のない話だから、メディアは彼らを放っておけばいいのではないか、と思うのだが、どうなのだろうか?

(コメントでは、ただの感想や、他人の意見への批判ではなく、個々の人の責任に基づく「自分の意見」をお聞きしたい)

<注:当初、「細野代議士」を「細川代議士」と誤記しており、ご指摘によって、訂正しました>
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