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どうもズレている民主党

 今日、久しぶりにテレビを見ていたら、民主党の鳩山由紀夫幹事長が、小沢代表について、「政権交代にとって良くないと判断されれば、(小沢代表は)ご自身で辞めると仰るのではないか。政権交代のために、ということが唯一最大の判断基準です」というようなことを仰っていました。
 政治家あるいは政党の考え方・モノの言い方として、これはおかしいのではないでしょうか。国民がダメだというなら、辞める、というのは政治屋稼業としては目的合理的ですが、これを本人や政党が言ってはお終いでしょう。なぜなら、今回の件で、国民が小沢氏にダメ出しするとすれば、それは、秘書の問題を含めた彼の政治資金(だけでなくて、自分のお金もか?)に対する姿勢がいけないということであって、そのことを「悪い」と認めずに、ただ選挙に邪魔だから身を引きますというのは、仮に、辞任したとしても、国民の批判に対して反省したことになっていません。
 小沢氏の発言は、問題発生当初の捜査への批判から、ご迷惑をおかけした、という辺りまでニュアンスが変化してきていますが、そもそも、自分自身のお金の扱い方が政治家として望ましいのか否かに対して立場を明らかにしていません(少なくとも「悪い」とは言っていません)。ですが、「企業・団体からの献金を禁止するのがいい」という以上、たぶん、彼のあり方は「悪い」のでしょう。金額も大きいし、やり方も整然と汚い。悪くないというなら、理由を示すべきでしょう。
 それに、各種の世論調査は何れも「辞任すべき」が三分の二に近い過半数です。目的合理性の点からも、もう結論は出ています。
 様子を見て去就を決めるというのではなく、潔く自己批判して、代表を辞めるべきではないでしょうか。
「民主党のみなさま方、そろそろ何とかして下さい!」
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歴史は繰り返すのだろうか?

 歴史は繰り返すのか。この問いに対する答えはその人の世界観、あるいは好みによるのだろう。
 私の場合は、どちらかというと、歴史が繰り返すという方向では物事を見ない方だと思う。よく言えば先入観を持たないようにしているということだし、悪く言えば歴史に学ぶ姿勢が乏しいのかも知れない。
 主に興味があるのは、現在および将来に起こる物事の背景で働いている因果関係と力、敢えて喩えを探すと「世の中の仕組みと」いうか「背後にあるゲームのルール」のようなものに興味がある。経済の世界では、この点に関する自分の理解をもとにして儲けるのも楽しいだろうが、ともすれば、仕組みが分かったことに満足して、自分で儲けることを忘れがちだ。大儲けをするのは、たぶん、永続的に有効な原則に興味を持つ人よりも、一回だけでもチャンスを利用することにどん欲な人なのだろう。

 さて、歴史は必ずしも繰り返さないと思っているわけだが、その私でも、バブルには繰り返し起こるパターンがあると思う。
 大まかにいえば、
(1)バブルは、何らかの金融的イノベーション(新たな資金の動員か、レバレッジを可能にし、リスクを誤認させるような工夫)と金融の緩和状態がセットになったときに起こりやすく、
(2)他人のお金を使ってリスクを拡大することに関わるエージェント(日本の株バブルならたとえば、証券マンや信託銀行の人達。サブプライム問題なら投資銀行マンやヘッジファンド運用者)がリスク拡大のエスカレーションを起こしてバブルが育ち、
(3)多くは多少の金融引き締めを伴う何らかのきっかけでこのバブルは崩落に向かい、
(4)損の全体像が見えて人々が相互に安心して契約(お金の貸し借りを含む)ができるようになると事態は解決に向かう(多くは金融緩和が伴う)、
というような経緯を辿る。
 サブプライム問題に端を発した今回の金融危機は、アメリカの不動産を中心として対象物が大きかったので影響も大きいが、「普通のバブルの大変大きいの」ではないかと思っている。
 バブルは、この大きさのものをやるには時間が掛かるだろうが、相対的に中小規模のものは、また起こるだろう。何度か原稿に書いたことがあるが、たとえば「排出権取引」を中心とした「エコ・バブル」は、大風呂敷を拡げやすいし、対象物の価値が曖昧だから「鞘抜き」の妙味があって、バブルの対象物にはうってつけだ。

 パターンがはっきりしていて、しかも、前の幾つかのバブルが多くの人々の記憶に新しい中で、またバブルが繰り返されるのはなぜだろう。
 歴史に学ぶにせよ、物事の仕組みに敏感になるにせよ、多くの人が同様の失敗を繰り返すのは、少なくとも、ファイナンス理論で言う「効率的市場仮説」が想定するような意味では、人々は利口ではないということだろう。
 情報を正しく織り込んだ価格を認識できないことの他に、上記の(2)に注目するだけでも、同じパターンで行動する他人に何度も騙されていることになる。後者に関しては、他人に頼りたい、優れた他人を利用してみたい、自分は他人を見極めることが出来る、他人が儲けてるときに自分が遅れるのは悔しい、といった組み合わせた後の効果に於いては「騙されることを求める傾向性」とでもいうべきものを多くの人が持っているからだろうし、エージェントの側ではこの傾向性を利用することに気づきやすいのだろう。

 自分も含めてだが(ある種の分野では私も「騙されたい傾向性」を持っている)、人間はなかなか合理的には行動できないものだ。
 もっとも、自分が「完全な学習」を求めているのかというと、これも少し違うような気がする。そう長くない人生を、取りあえず楽しく暮らせればそれでいいと思っているし、そのためには、「よく分からないけれども、上手く行くこと」が時々あってもいいのではないかともどこかで思っている。この気分は、間抜けな楽観主義であるとして批判されて然るべきだが、たぶん「生きる元気」の重要な一部でもあるのだろう。
 かくして、少なくとも、私は、自分が人生において同じ失敗を繰り返す素地があることを理解する。
 一方では大いに気を付けるつもりだが、他方ではあまり気にしない用意も出来ている。

 さて、ここまでの文章には、特段の意味はありません。moto金田浩さん、作業員さん、女子供さん、琴子さん、メモまさん、アベルフ・シンドラーさんをはじめ多くの方がカキコんで下さっている、「人はギャンブルから何かを学べるか」というエントリーのコメント欄があまりに長くなったので(利用されているネット環境によっては「重い」だろうと思います)、このコメント欄の引っ越し先を作ろうというのが、今回のエントリーの意図です。
 バーでいうと、常連客向けの席を移して、ちょっと模様替えしてみる、という程度の変化です。もちろん、常連さん以外のご参加も歓迎しますので、作業員さん(←見かけよりも親切なお客さんです)あたりと上手くやって下さい。
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国策捜査の効果の半分はメディアがつくる

 私がメモ用に使っているA6版100円ノートに1月17日付けの小さな切り抜きが貼ってある。西松建設が強制捜査されたときのもので、西松建設の献金の政治家向け(提供額は政党支部分も含む)の明細だ。表の民主党の欄に「小沢一郎 2400万円」とある。メディアはこの時点で西松建設の政治献金がかなり怪しいものであることを掴んでいたということだし、西松建設の政治家向けの献金の中で小沢氏向けが突出して大きいことも分かっていたはずだ。
 この表を切り抜いた理由は、この問題が民主党の致命傷になりかねないと思ったからだった(何かの原稿に「懸念」、「可能性」として書こうと思っていたが、チャンスを失した)。正直なところ、どこかのメディアがもっと早く小沢氏の問題を取り上げるのではないかと予想していた。
 しかし、独自の取材が難しいからか、あるいは次期首相の有力候補と対立することを避けたためか(対立すると次期首相になった場合に取材がしにくくなると、サラリーマン集団なら考えるだろう)、この問題にはその後目立った続報がなかった。

 ところが、小沢氏の秘書が逮捕されると、西松建設と小沢氏側との献金調整の経緯(95年頃かららしい)や、小沢氏の政治資金管理団体側が献金の分散を指示していたらしいことなどが、新聞を見るだけでも、各紙から相次いで報じられる(今回は見ていないが、TVの情報番組も多くは新聞報道をもとに同じ情報を伝えているだろう)。
 新聞の情報ソースは例によってはっきりしないが、「西松建設の関係者によると・・・(がわかった)」という構造の文の記事が多い。あるいは「関係者などの話でわかった」という記事もある。ちなみに、メディア的な解釈の中で「関係者」の範囲は、想像力の及ぶ限り何らかの関係があればその人は関係者だ、というくらい広い。
 各紙の報道は全く同じではないが(程よくばらついている)、概ね同じ方向の記事が同時に掲載されている。もちろん注目度の高い問題なので、一面トップないし、それに近い扱いだ。
 率直にいって、各紙が独自に取材したのなら、これほど記事の内容とタイミングは揃わないだろう。もちろん、各紙は無根拠に記事を書くわけにはいかないからそれぞれ「関係者」に当たっているのだろうが、書くべき記事の方向を共通のソースから示唆されているように感じる。
 もちろん地検はこの問題の重要な当事者だし、地検に取材して彼らから情報を取るなとは言わないが、「結果として」、西松の献金については小沢氏側も十分認識しているはずで、会見での小沢氏の言い分は正しくない、という見方が印象づけられる記事が方々に掲載されることになる(現在、私も、そういった心証を持っている)。

 今回の小沢氏周辺に対する(今後ご本人にも及ぶ可能性があるが)捜査は「国策捜査」だという声がある。誰のどんな指示があれば国策捜査なのか、あるいは指示は必要ないのか国策捜査の定義ははっきりしないが、国家権力の意図を汲んだ捜査という意味に取るとすれば、その意図する効果は、捜査後の報道で半ば達成されているといえそうだ。

 今回の捜査が、政府なり政治家なりの指示によるものだという感じはしない。少なくともそう判断する材料は今のところ無い。たぶん、東京地検は普通に仕事をしているだけだろう。(尚、夕刊紙などには、今回の捜査は、「対等の日米関係」を求める小沢氏を嫌った、アメリカの圧力だという説も載っているが、これは、さらに確かめようがない)
 一方、新聞社をはじめとするメディアの記者も、サラリーマンとして普通に仕事をする結果こうなるのだろうと思う。読者としても、読みたいと思うニュースを読んでいるのだし、新聞代といっても大したお金を払っているわけではないから、これ以上を望むのは、贅沢というものだろう。(敢えて一つ注文をいえば、報道する事実の一つ一つについて、事実だと判断する根拠をもう少しでいいから書いて欲しい)
 とはいえ、国策捜査が仮にあるとした場合に想定されるような「効果」の半分は、法的な結論が出る前に、実質的にメディアのサラリーマンが作っているということは理解しおく方がいい。
 本エントリーでは、メディアも地検も批判する意図はない。国策捜査についても、「ある」とも「ない」とも言う気はない。ただ、報道を見ていて、事実の観察方法として今後も意識しておく方がいいと思ったことメモしておくだけだ。

 蛇足だが、小沢氏は、民主党の諸氏がまだ小沢氏を庇っているうちに(つまり党内対立を世間に見せないうちに)、早く代表を辞任すべきだ。民主党の他の方々も「国策捜査(ではないか)」などと、根拠のあげようのないことを主張しない方がいい。
 政治的には、小沢氏はここまでの時点で既にゲームに負けている(個別の敗着というよりは、カネは重要だが弱点にもなるという認識が不十分だった「大局観」の誤りが敗因だろう)。民主党としては、小沢氏の負けゲームを「民主党のゲーム」に合併して、まだ大きくなる可能性のある負債を引き継いでプレイし続けない方がいい。
 ゲームとしては、小沢氏が辞任すれば、「西松」はむしろ与党側の弱点になる可能性もある。
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小沢一郎氏は早急に民主党代表を辞任すべきだ

 西松建設の献金をめぐる容疑で小沢一郎民主党代表の公設第一秘書が逮捕され、小沢氏の政治資金管理団体が東京地検の強制捜査を受けた。この問題に関して、小沢代表は、記者会見で、政治資金の処理は適正であり何ら問題はないとの認識を示し謝罪をせず、さらに、総選挙が取りざたされる時期に行われた捜査自体が不適切だと捜査批判を展開した。

 しかし、ここまでの報道では、(1)西松建設の社員が構成員となり献金分が賞与で支給される政治団体からの小沢代表の政治資金管理団体への献金は実質的に企業からの政治献金であり、管理団体及び小沢氏の認識の如何に関わらず、政治資金の流れとして不適切であり、しかも、(2)西松建設は小沢氏をはじめとする献金先の政治家の影響力に期待してこうした献金を続けていた、という2点が明らかだ。

 (1)の点は、この献金が実質的に企業献金であるかどうかを受け取り側が認識していたかどうかが、政治資金規正法の観点から重要で、公設秘書あるいは小沢代表の有罪無罪に関わるが(おそらく、小沢氏本人は「秘書その他に任せていたので知らなかった」と言い逃れするのだろうが)、この点が有罪と立証されなかったとしても、西松建設から問題のある献金を受け取り続けていたことに対する政治倫理的な責任は免れない。
 小沢代表は、自分がこの点を認識していなかったことを強調するために、捜査自体が不当だと開き直って見せたのかも知れないが、お金の流れ自体に問題があることは明白なので、これに受け取り側として最大の金額で関わってきたことに関して、少なくとも「申し訳なかった」という謝罪が必要だったと思う。民主党の立場からすると、会見は失敗だった。
 仮に秘書の起訴が証拠不十分で見送られるような事態になっても、国民はこの点を見逃さないだろうし、当面、この問題が沈静化するとは思えない。
 一回あたりが数百万円単位の献金であったとしても、その出所(どんな相手なのか?、ヤバイお金ではないのか?)も意図(どうして献金してくれのだろうか?)も知ろうとしないということは異様である。現実問題としても、そんなはずはあるまい。
 また、今後(2)の点に関して、小沢氏側からの何らかの影響力の行使が立証されて、単なる献金ではなく賄賂であったとの嫌疑を受ける可能性もある。
 そもそも、何の見返りも期待できないのだとした場合に、西松建設がこのような面倒で且つ違法性の高い資金の流れを作ることが不自然だ(もちろんお金も使うわけだし)。

 私は、小沢氏自身が、一方で代表辞任は仕方がないと思っていて、その先の議員辞職を避けるために、初期の反応として「自分は知らない」と献金の不適切性について一切認識がなかったことを印象づけようとしているのではないかと推測しているが、資金に対する認識の如何に関わらず、彼が民主党の代表にとどまり続けることは不適当だ。
 民主党にとって、党の代表がこうした問題を抱えた状態にあることは大きなマイナスであり、一刻も早く解消しなければならない。問題は既に起こってしまったので、このトラブルの処理を考えなければならないが、党内から辞任を要求せざるを得ない状況になる前に、小沢代表自身が代表から身を引いて、後任者(岡田克也副代表が適任だと思う)に党を託するべきだ。民主党が政権交代を実現するためには、一日も早くそうすべきだ。
 道義的にマズイ状況は存在するのだから、引責は早く且つ自発的である方が印象がいい。「国策捜査」(そんなことはないと思うが)であろうとなかろうと、関係ない。追い込まれてから辞めることの対世論上のまずさは、近年、自民党の閣僚達が悪い見本をいくつも見せてくれた。
 西松建設から不明朗な資金を受け取っていた政治家は自民党にもいる。代表交代が早ければ、大きなマイナスにせずに次の総選挙を迎えられるのではないだろうか。

 小沢一郎氏は早急に民主党代表を辞任すべきだ。本当は、一転して大いに自己批判して、政界引退を発表するのが一番いい。
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気に入っている筆記用具

 最近気に入って使っている筆記用具を三本ご紹介しよう。

 写真手前はペリカンのスーべーレン800というモデルで、神保町の金ペン堂という万年筆屋で買ったものだ。ペン先は、細字と中字の中間くらいの太さのものだ。買ったのはだいぶ前だが、5万5千円くらいではなかったか。同じくらいの価格帯ではモンブランのマイスターシュティック149(一番太いタイプ)という定番のモデルも持っているが、書き味はペリカンの方が明らかに一枚上だと思う。しかし、ペリカンの万年筆はモンブランほど軸が丈夫ではないので、鞄の中に放り込んでおくというような使い方には不安がある(一度壊したことがある)。こちらが自宅用、モンブランは外出用と使い分けている。
 金ペン堂は定価販売だし、店主が大いに威張って商品を売るので人によっては好き嫌いがありそうだが(堂々とした気持ちのいい威張り方なので、私は嫌いでないが)、日本字が書きやすいようにペン先を調整してくれているので、高級万年筆は是非ここで買う価値がある。ペン先を裏返しにして、より細い線を書くことができるように調節してあるから、細かい字を書くときにも便利だ。
 インクは金ペン堂の店主の指定でウォーターマンのブルー・ブラックだ。彼によると他社のブルー・ブラック・インクは、「腐っている」し、時間が経つと書いた字が薄くなるのだという(見本を見せて説明してくれた)。ウォーターマンのこのインクは、正露丸のようなアイラモルトのような臭いがする点も妙にいい。
 残念ながら私は字が上手くないので、封筒の宛名書きやサイン以外に、万年筆をそう頻繁に使うわけではないが、たまに使うと気分がいい。

 モンブランのシャープペンシルは、アイデア・メモを書く用途でよく使う。芯の太さは0.9ミリだ。2Bの濃さの芯を入れて使っている。適当な大きさと重さがあるので、アタマを使わなくてもペンが勝手に何かを書いてくれるような感じがする。「コックリさん」的な働きで、文章の構成案などを作ってくれる。
 このペンは大変頑丈なので、鞄の中に放り込んでおいても大丈夫だ。

 三本目は、最近入手したお気に入りで、三菱鉛筆のジェットストリームというシリーズのボールペン4色にシャープペンシル(0.5ミリ)がプラスされたモデルだ。たぶん、最近発売されたものだろう。
 ジェットストリームの特に芯の太さが1.0ミリのモデル(0.7ミリと1.0ミリの2タイプがある)の格段に軽い書き味が気に入っていたのだが、これまで3色のタイプしかないのが問題だった。
 緑のインクはそう頻繁に使うわけではないのだが、手帳に仮のスケジュールを書き込むとき(緑は薄いので青か黒で上書きすると目立たない)とA4一枚に情報をたくさんメモしたいときなどに3色ではどうしても足りないことがある。この点を残念に思いつつも3色のモデルを使っていたのだが、このたび4色にさらにシャープペンシルまで付いたモデルを発見した。シャープペンシルは私には余計なのだが、ボールペンが4色あるのは有り難い。
 今のところこのペンのインクは、売っている状態では0.7ミリタイプなのだが、1.0ミリタイプの3色ペンの替え芯が使えるので、赤・青・黒の3色は中身を入れ替えて使っている。書き味は申し分ないし、デザインもまあまあ合格だろう(色は白・黒・青・銀の4色ある)。値段は1000円しない。
 実は、4色ペンはラミーの「ラミー2000」というモデルが気に入って愛用していたのだが、このペンは硬質で高級感のある見かけよりも軸が弱く(接合部分のプラスチックが薄い)、相次いで2本壊してしまった。ラミーのボールペンはインクの色の出が良くて、軸を回転させて上を向けると色が選べる仕掛けと共に気に入っていたのだが、壊れては仕方がない。
 購入した銀座の伊東屋に持っていって修理を頼んだのだが、昨年10月21日に持ち込んで以来、4ヶ月以上経ったが、何の連絡もない。メーカーで時間が掛かっているのか、伊東屋さんで滞っているのか事情は分からないが、手元のペンも使うのが嫌になってしまった。
 しばらくは、このジェットストリームが一番よく使う筆記用具だろう。
 4色、太字(1.0ミリ)、シャープペンシル無し、というタイプが出たら、数本まとめ買いする積もりだ。
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