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【エンジニアの生きる道】SNS時代の「悪意」との付き合い方

 株式会社VSN様(技術系人材サービス業)のWEBサイトにて、「経済評論家・山崎元の「エンジニアの生きる道」」というタイトルで、月一回、エンジニアの方に向けたコラムを書いています。

 今回は、「SNS時代の「悪意」との付き合い方」と題する記事を書きました。

 以前であれば、自分への悪口は、陰で言われていても直接耳に入ってくることが少なく、無視してやり過ごすことが容易でした。しかし、SNSの発達に伴って、自分に対する他人の悪意に思いがけず遭遇するケースが増えて来ました。
 本コラムでは、こうした「悪意」との付き合い方について、2つの要点を軸にまとめています。

 1.悪意を浴び慣れる
 まず、SNSで悪意のあるメッセージを受け取った場合、精神的に耐え難いレベルのものについては相手をブロックして構いませんが、自分に向けられた悪意を浴びることに慣れる方が、メリットは大きい場合が多いでしょう。理由はいくつか挙げられますが、場合によっては、新たな自分の「気付き」を提供してくれるプラスの結果をもたらすこともあり得ます。

 2.自分の側の悪意を上手にコントロールする
 次に、悪意のあるメッセージを受けてカッとなることはあっても、自分の側の悪意を十分に手懐けることが大切です。
 悪意の発散方法を間違えると、世評的にも、結果的に自分の精神の上でも、傷を負うことになりかねません。ビジネス的には確実にマイナスとなります。

 それでは、実際にSNS上で自分への悪意のコメントを向けられた時に、どうすればいいのでしょうか。
 結論からいうと、八割以上の場合は「スルー」、無反応が正解です。
 但し、ツイッターで言うフォロワー数の多い相手は、それだけ情報発信力があるので、説明するなり、反論するなりを、丁寧に行う必要があります。それでも、無反応でやり過ごすと、相手も張り合いがないので、ネガティブな情報発信が続くことは多くないでしょう。もちろん、フォロワー数が少ない相手は、無視して差し支えありません。

 他人の悪意は余裕を持って受け止め、これを自分のモチベーションに転化する。そういう態度を持つことができると理想です。
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