山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

市街劇へ。7月10日(河原町)

2011-06-25 23:47:05 | No.56「KAGUYA」
「KAGUYA」物語は町に出る。町に物語が生まれる。

日本の伝統芸能、歌舞伎は「傾く(かたむく→かぶく)」と言われていた。慶長年間(1596年 - 1615年)に京・江戸で流行った。その源流は出雲 阿国(いずものおくに1572年)。歌舞伎の創始者といわれる安土桃山時代の女性芸能者がいた。
民衆は派手な衣装や一風変った異形を好んだ。特にそうした者たちのことを「かぶき者」とも言った。歌舞伎の原点は「河原乞食(かわらこじき)」である。

■6月25日(土)武蔵ヶ丘教会

蒸し暑い。気温は30度を超えている。熱中症予防のため水分補給で腹はダブダブ。動くとチャプンと音がする。
大型台風5号が黄海を北上中。その影響もあって九州は風雨土砂崩れ警戒警報発令が続いている。6月26日に熊本大地震も予言されている。阿蘇中岳の噴火?今のところ予兆はない。

3.11東北大震災の経験から「傾く」ことを現実のこととして捉えるようになった。
「日本沈没」が夢落ちではなく現実の問題として見える。・・・朦朧としているのではなく、混沌としている昨今。

新人KARENちゃん(次世代のアイドル!)が日本の妖怪図鑑という水木しげるの本を持参してきた。
今日の稽古ではそれを読み、話を理解して「私の話を聞いて下さい。」と相手に語ることをした。
これは「訪問劇」と言って、実際に町の家を訪問して話を聞いてもらう寸法。通りすがりの人へ話す劇。いわゆるハプニングである。それを記録することで第三者へ発信する。

7月10日(日)は河原町アートの日で市街劇、ダンス、路上ライブを予定している。しばらくは「KAGUYA」ネタでの稽古がつづく。実験演劇である。