山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

旅公演下見 指宿市へ

2011-06-06 06:38:23 | No.56「KAGUYA」
6月4日(土)~5日(日)の一泊二日、鹿児島県指宿市まで旅公演「KAGUYA」計画の下見に行って来ました。
同行者は肥後丸、赤井犬彦と私の多世代トリオ。ここは肥後丸女史のふるさとでもあります。海あり、かつお有り、地どりの刺身あり!日本で唯一、日本酒が製造されていないテッテ的芋焼酎の県=鹿児島!薩摩の昼は猛暑だった。
南国である。ソテツ、フェニックスが眩い。



指宿に到着したのが正午前。実は肥後丸女史の実家で法事があり、それに便乗して旅公演の下見に同乗したことにもなった。あくまでも私と赤井犬彦は公演会場下見が目的である。けっして観光気分でチャラチャラしていたのではない。しかし、三人揃うとチャラチャラしたくなる。目が合うとチャラチャラの音が聞こえるのは何故か。
お~、桜島から噴煙が!絵になる景色!

当初は温泉観光地である指宿では旅館やホテルを公演会場の候補地として考えもしたが、飛び入り営業トークは大の苦手。小劇場らしいやり方としてはカラオケスタジオの公演でもあり?の予測もあったが、いずれにしても会場選びは多難だと思っていた。
ところが法事に行った肥後丸ちゃんから、「居酒屋のおばちゃんから、うちでやらないか。」とのお誘いをもらったとの返事。この居酒屋は彼女の父上のお気に入りの店。つまり行きつけの店であるらしい。コネ、人脈、さまさまで感謝してもしきれない。
早速、夜はそのお店を訪問して一杯呑みながらの下見となった。彼女の姉さんと2歳のお子さん、父上も店に来られる。
イケる!・・・これまでにもJAZZ喫茶店やパブでの演劇公演の経験もあり、空間的には小劇場演劇にとって理想的な会場でもある。



私は鰹丼、犬彦さんが天丼を駅前の食堂で食べている間に、多難な筈だった会場のメドが立っていた。肥後丸ちゃんの力だ。家族の力だ。地域の力だ。唐突に「西郷~どん!」と叫びたくなる。
鹿児島市からは約50km離れている指宿だが、鹿児島の演劇人も指宿まで呼びたい!・・・ほんのわずかな演劇人しか知り合いがいない。地域の人や演劇人との交流を図るチャンスでもある。劇団員のふるさと公演シリーズの幕開けとしては大いに盛り上げたいところだ。2ステージも視野に入れる?
「KAGUYA」シリーズ公演の打ち上げは指宿で!



一泊の宿は犬彦さんの親戚(弁当屋さん)だった。居酒屋「かわき」(公演予定会場)で肉や魚貝をつまみながら生ビールを呑んで満腹になっていた(肥後丸の父上からのおごり)が、寝る前に缶ビールを出して下さり、風呂上がりの三杯となった。
朝、目覚めると梅雨入りだった。
昼食は鹿児島の黒豚を食す。・・・鹿児島市の天文館アーケード街を歩く。
文明開化の歴史ある薩摩。美人多し。
さつまあげをお土産に持ち込み芋焼酎で一杯、今後の旅公演を練ろう。

追伸:指宿は肥後姓が多かった。いきなりの「肥後らーめん」?薩摩らーめんだった。ちなみに彼女の実家は肥後病院。一回、入院したくなった。内臓をさっぱりさせたい。