山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

うひは、へんてこりん。

2016-05-12 20:36:24 | 熊本地震2016.4.震度7
熊本-大分地震から4日目に「そろそろ被災者意識を辞めますね。」と言った。それは次に向かっていくために自身に喝を入れるためだった。又は、遠くへ居る友人知人、親戚の方々へ「心配されなくても大丈夫!」という信号のつもりだった。
逆効果だった。かえって別の意味で心配された。狂ったか?
強がれば強がるほど、遠くの周りの人たちから心配されてしまったのも事実。自分のバカを笑い者にされる努力が水の泡になったようにも思える。
あれから1ヶ月経とうとしている。あの揺れは劇的だった。
淡々としよう。自然体で振舞おう。思うばかりで、そうは問屋が卸してくれない。サガだ。演劇の性です。
明日は「少女都市からの呼び声」東京公演10月に向けて演劇ワークショップをする日。
拝啓 唐十郎さま!
陰ながら応援をしてくれた母の御前に花を添えてバカを通す。

午後から水道工事屋さんに来てもらった。
スパナーでタンクと便器を繋ぐパイプを締めただけで水が漏れなくなった。
餅屋は餅屋。プロに任せると簡単なことだった。
餅屋は餅屋、プロと言えば、演劇にとって大切なことは制作の仕事だ。
入場料を上回る経費がかかることもある。どう節約するか。難問を解決することがプロの業。どこからマイナスを埋め合わせるためにカネを回してもらうか。助成金?協賛金?寄付?
数字ばかりを追っかけていると東京公演は食肉用馬一頭分に相当することが判明した。馬=演劇公演か!

悲しいお知らせ。
蜷川幸雄さんが亡くなられた?
信じられません。
身体の調子が良くないことはメディアを通じて知っていましたが、「まさか!」と思いました。
大先輩を通り越して、遠い世界の方でした。商業演劇?世界のニナガワ?その時点で遠いと思っていました。
1980年代前半の頃、小劇場の入り口でお客さんの行列に並んで入場していたのを近い距離で目撃したこともあります。ただのお偉い人ではないと足が震えました。
合掌。