山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

演出ノート【23】

2015-12-16 23:37:35 | 声優A子の犯罪
「声優A子の犯罪」演出ノート【22】12月16日(水)

13日ぶりの稽古に出ました。
一気に空白の時間は縮まった。空白が埋まった。空白がなかったかように時間が消えた。
アタマから終わりまで台本を張り上げて読んでみた。
出た!・・・声だ。抑えていた声が生き返った。
只今、ことばのリハビリ中です。
腹筋を使うと傷がヒリリとしたが、私は今日、退院したことを忘れるくらい集中できた。

さて、声優A子とは誰のことだ?
台本で書かれていることに驚きを感じた。とんでもないことに気づいたのだった。
A子は匿名でありながら匿名ではない。それを捜す。
幾人もの固有名詞が並ぶ。もっと絞り込もう。
具体化すれば、抽象的な景色が流れる。

この舞台デザインは抽象美術でありながらAの組み合わせにより、この時代の恐ろしさと優しさが同居してしまう不思議を演出しよう!
こころが固まったのです。

退院 即 劇へ!

2015-12-16 09:40:36 | がん治療日記2015-
退院です。
昨夜から「退院したらアレもコレも!」と考えていたら微熱が出た。37.9℃だったから「まずいぞ、退院は先送りか?」と思っていたら、担当医から「尿に菌があります。熱はその故です。」と言われ、抗生物質を渡される。
今、飲んでいるクスリは、痛み止め 胃薬 下剤 腸製剤 などなど。
退院は予定通り今日の許しを頂く。
無理をせず、のんびりするように!は聞き入れられない。「はいはい。」とは答えるも、この12日間の入院で次回公演の演出プランや原稿書き(実は公演当日に手作り出版する。)が遅れている。
今日からエンジン全開といきたいところです。
声が弱くなった。声のリハビリも必要だ。体力がないと大声をあげると怒っているように見える。和に角が立つ。言いたい放題、やりたい放題の劇を作るためには信頼関係が前提にある。
怒るー怒られるの関係では劇にならない。
病人が奮い立つ!ひひひ、1日1勃起である。