山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

入院

2015-12-05 08:40:43 | がん治療日記2015-
面白き こともなき世を 面白く。
べんべん。(三味線の音)
幕府を倒せ!
高杉晋作の歌。

今日から入院です。検査の結果、肝臓への癌転移は見られなかった。一難去る。
月曜日が人工肛門を閉じ、大腸と小腸を結ぶ手術になる。
これが成功すれば自分の肛門からウンコを出せる。便器に座れる。ジャンプできる。
うんこ袋よ、さらばじゃ~。

入院中であれ、劇団の稽古は続きます。
白い巨塔のベッドから「声優A子の犯罪」へメッセージを送りましょう。
ベッドから社会との繋がりを探す。
これで3回目の手術だ。

演出ノート【20】

2015-12-05 00:35:44 | 声優A子の犯罪
「声優A子の犯罪」演出ノート【20】12月月4日(金)

ダンスの第2弾は舞踏です。いわゆる「暗黒舞踏」。「もどき」または「にわか」か?
改めて、「暗黒舞踏にわか」と言います。
東京から熊本に戻った頃(1984年)、パフォーマンスが流行した。新しいメンバーが加入し、新しいオドリを作ろう!ということになり、仮面パフォーマンスを舞台やイベントで展開していた時期がある。それは1990年まで続いた。舞踏とパントマイムを掛け合わせたようなもので、阿蘇の地底にあるマグマを表現するものだった。
題して「炎の宴」だった。

その経験を活かしたい。
この劇では人格が入れ替わる時のイメージダンスになるだろう。
今日の稽古では基礎トレーニングとして、猫オドリを試みた。歩行訓練(足の運びメソッド)で、暗号「ネコ」を応用する。
足を踵から落とすのがベーシックな動きだが、つま先から落とすことにした。
それだけでも大いに変わって見える。未だ、身体に刷り込まれておらず不安定だ。
可能性はある。
まず一歩を踏み出した。「暗黒舞踏にわか」を劇の隙間に打ち込もう。
もう一つのダンス第3弾は「祭り」をテーマにする。これはタロー君がアイディアを持ち込んできた。

面白くなる。これよりエンジン全開である。
というところで、私は人工肛門を閉じるための入院手術になった。入院は明日の(土)だ。手術は(月)。
目ん玉をひっくり返して、暗黒の肉体を見ることにする。