無意識の力=心のもの的側面
いざ頭に浮かぶことを何でもそのまま話そうとしても、一向に頭に浮かんだことをそのまま話すことができない。
自分の自由な意思の働き、意識的な心の働きをいかに奮い起こし、何とか思うとおりにやろうとしても、そのとおりにいかない。
自分の心の中にこの無意識の働きがあって、その無意識の働きに自分が圧倒されてしまう。
もの的な心、あるいは心の物性というのは自分の思うとおりにならない心が自分の心の中に存在している実感をいう。
自分を見つめるとは、もの的な心を見つめる点にある。