そうすけ漫録

そうすけの一日の型録です。

希望

2008年01月04日 | か行

 あらゆる人間の心を支えているのは希望である。

 希望があるから苦悩があるのだ。

 酒は口から入り
 希望は眼から入る。
 そうすけは杯に口をあて、ため息をつく。  

 失意の人生は、五本のろうそくを吹き消してから始まった。

 風が暗雲を招き、雷は竜巻を呼ぶ。

 

 あなたにあいたい―― (ねがうとき)
 いつも凹でいるときだから

 あなたは戸惑ってしまう。
 <微苦笑> 

 

 希望に満ち溢れているときにこそ
 あなたを必要としているのに・・・・・

 最終列車で旅に出てしまった。
 あなたに与えようとぜずに
 求めてしまったのだ。

 それが藁だと知っていたとしても、
 卑屈の人間は藁をつかんで溺れたい。 
 
 夕暮れに願うのだ。自惚れるのだ。 

 落陽に照らされた丘の上に黒マントが高らかに笑う。 

 

 


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