串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

備中松山城

2014年04月19日 | 旅-中国・四国

2014.4.07 岡山後楽園の桜は満開。

後楽園へ來るのは2度目で、以前来たのは50年近く前の話。

シニア料金、初めて利用、喜んでいいのか寂しいのか。

岡山城はパスして備中松山城へ向かいます。

高梁(たかなし)市内に入り、松山城を目指していると、お城の石垣のようなものがあちらこちらに点在。

きっとこの辺りに武家屋敷があったのだろう。

 標高480mの臥牛山の5合目にある城見橋駐車場に到着した。

嫌な予感が当たり、ふいご峠駐車場空き待ちの車が列をなしている。

6台程だったが、8合目のふいご駐車場から1台下りて来たら1台が
上がれる・・・はぁ、いつまで待つのか分からない。

ガラガラの城見橋駐車場に車を停め、待てない大阪人は歩く事に。

土・日・祝にはこの城見橋駐車場からシャトルバスが出ていて
ふいご峠駐車場まで行けるが、平日はシャトルバスは運行

されないので、運が悪ければ私のように歩かなければいけない。 

舗装された勾配のきつい道路を上がって行く。

途中、下から空のタクシーが走って来た。

多分、ふいご峠の駐車場へ客を迎えに行くのだろう。

しまった!これを停めてふいご峠まで乗せてもらえば良かったのに・・・。

途中、はるか下方に高梁市内や高梁川が望まれる。

ふいご峠の駐車場に到着。

所要15分~20分。

私がここへ着くまでに上がって来た車はたった1台。

車列の後ろに並んでいたら、まだまだ着いていない。

歩く方がずっと早かった。

この駐車場には14台のスペースしかない。

下(5合目)で強制的に停めさせる処置は大変良いと思った。

1台が下れば1台を通すという訳で、停められなくて路駐したり、
アクセス道路が渋滞する事もない。

後で行った醍醐桜見物の車の渋滞は、こいいう処置をしないので、
スイスイ通してしまい、えらい目に遭ったもんなぁ。

さぁ、ここからは全ての人は歩かないといけない。

下りと思ったのは最初だけで、上りが続く。

また、延々と上りです。

石垣が見えて来たので着いたかと思ったが、ここで道のりの半分、下太鼓丸櫓跡。

この近くに大石内蔵助が断絶した水谷家から城の受け取りに来て
腰かけたという「大石内蔵助腰掛石」があった。

 やっと大手門跡に到着。

20分以上かかったかな。

石垣がそびえ圧倒される。

天然の岩盤の上に石垣を築くという、天然と人工のコラボという
山城の特徴がよく現れている・・・と、いう事。 

国の重要文化財に指定されている優美な曲線を描く土塀。

現存+復元が混じっているらしい。 

 

誰しも見とれて足を停めてしまう。 

振り返って見ると・・・。 

二の丸に到着。

ここまでは無料。

石段を上がった左側で料金を支払う。 

料金300円を支払い本丸へ。

現存する12の天守の一つで国の重要文化財に指定されている。

二層二階の天守だが三階に見える様にデザインされているという。

ここまで通勤した武士達は大変だっただろうと思ったが、天守は
象徴的な存在で城主は麓に住み政治も麓で行われていた。

 

 天守の内部には珍しい囲炉裏が切られてる。

籠城戦に備えたしつらえらしい。

四隅に頑丈な円弧の梁、火打梁というのだろうか?

Rが付いた梁も珍しいのでは?

「装束の間」という籠城時城主一家の居室があり、ここは
戦に敗れ落城の時、城主一家の死に場所だという。

ミツバツツジが満開の元来た道を下りて行く。

城跡に桜はないがモミジの木は多数あり新芽をのぞかせていた。

ここは紅葉の頃の方がいいかもしれないと思った。

やはり並んでいる。

街並みも見たかったが相方はまるで興味無し。

車で流してくれただけでも感謝・・・かな?

たっぷり運動したのでお腹ぺこぺこ。

観光物産館の中にある蕎麦屋「方谷庵」へ。

十割のざると舞茸の天ぷらを注文。

天ぷらはこの舞茸しかないが、さくさく上手に揚がっていておいしい。

蕎麦もコシのあるおいしいもので大満足。

備中高梁いい街でした。 

 


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