串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

登米市にて

2008年08月11日 | 旅-東北

前夜21:00に自宅を出てから13時間。
東北道築館インターで降りました。

少々、時間がかかり過ぎました。

途中、危うく覆面パトに捕まりそうだったのを
優秀な助手(私)のお陰で難を免れました。

目指すは、登米市。
宮城の明治村と呼ばれ、以前から行きたかった所です。

途中、伊豆沼や内沼で「はすまつり」開催中の
のぼりを見つけ、寄ってみる事に・・・。 

栗原市・・・。
最近、何度も聞いた地名です。

すっかり忘れていました。
「駒の湯温泉」の生き埋めになられた方は
見つかったのでしょうか・・・?

小船に乗ってハス見物をしたかったのですが、
先を急ぐ身、そうもしてられません。

 

登米市にやってきました。
見たかったのは、旧登米高等尋常小学校

明治21年に建てられ、昭和54年まで使われていたという。

木造2階建て、教室の両面は、ゆらゆら揺れるガラス窓。

真ん中に白いペンキで塗られたバルコニーがあり、
中庭での集会時、ここに校長が立ち訓示したという。

裁縫室兼講堂。

昭和18年に、現状のような教室に変えられ、畳76枚を敷いて、
礼式演習場としても利用されたらしい。

戦争末期、単に礼を教える場だけでなく、
児童達の心理的動揺を考慮した・・・という案内板があった。

懐かしいミシン。
このアイロンは見た事がないなぁ・・・。

ミシンが置かれているのと反対側で、床の間に違い棚と
礼儀作法を教える場になっている。

 

大正5年から昭和14年まで、チャイムとして使われた半鐘。

バルコニー1階部分から中庭を眺めると・・・。

校舎の右側面と背面。

芝生の広場を挟んで建つ現役の校舎。

この新校舎には、何か大きな特徴でもあるのだろうか?

外から見るだけでは分からないが、
重要文化財に指定され、今も優美な姿を
残す旧校舎とは落差があり過ぎるような気がする。

明治と現在、教育にかける熱意の差を感じてしまう。

他にも見たい所はあったのですが、とっても暑いのです。
それに、車で待つダンナの渋い顔を想像すると
ゆっくりもしてられず、又、いつか来ようと思い、登米を
後にし、再び東北道のインターを目指しました。