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だらだらぼちぼち

山崎まさよし HAND MY ADDRESS 2006 ツアー (2)

2006年09月29日 00時30分39秒 | 音楽

山崎まさよし HAND MY ADDRESS 2006 ツアー 9月22日 県民文化会館

映画でもライヴでも、上映あるいは開演時刻に平気で遅れて入ってくる人達は、あまり好きではない。
遅れて入って来た連中が席に着くまで、その周囲の人がどれだけ迷惑する事か?
よ~く考えてみて欲しい。
と、常々、自分が心の中で非難している迷惑極まりない、平気で遅れて入ってくる連中に、危うい所で自分自身がなってしまうところだった。
危ない、危ない、、、、、
遅れてしまった人にも、底にたどり着くまでにはそれぞれの事情があるのだという事は、この日、ほとほと身につまされたのだが、、、、

というわけでなんとかかんとか、開演10分前にホールに入場。

いつもの事だが、入り口で、チケットもぎりのスタッフからマニュアル口調で
「カメラ、録音機はお持ちでないですね?」
と聞かれて、
「はい。」
と返事しておいて入り口を通る時に、Gパンの左ポケットあたりにそのスタッフの視線を感じつつ、中に入る。
そうか、そうか、、、、、、、、
何の事は無い、
先ほどホール正面の写真を撮ったデジカメをつっこんだ左ポケットから、デジカメのストラップが飛び出していたのだ
これは、いつもの事ではないので、ロビーの隅っこでカメラをバッグの中に片付けておく。


この日はCDを買うつもりは全く無かったので、ツアーグッズ売り場の人だかりの隙間からチラッと覗き込むと、ピックセットを発見。
ついついつられて、人だかりの隙間から手を伸ばして、そのピックセットを購入した。
ピック4個入りで、お値段は¥1,000。
持ち帰ってからパッケージの上から良く見ると(なんとなくもったいなくて、まだ未開封なのだ)ワタクシがあまり使わないサムピックではないか、、、、?
もっとよくよく見ると、サムピックではあるが、その先端は三角ピック(ティアドロップ型)の形状をしているようにも見える。
使う事があるのか無いのかはわからないが、これまでに入手したチャーや渡辺香津美などの尊敬するギタリストのピックコレクションの中に入れておこう。
ピックなど、CDやTシャツに比べると安いもんだ。

こうして、ウロウロしている間に開演時刻が近づいて来るのだが、どうしてもここで一言ボヤきたい事がある

この日のチケットは、チケットぴあからのメールマガジンを介してサークルKサンクスの先行販売で買った物だ。
一般発売に先立つ先行販売で買ったにもかかわらず、ワタクシの座席は1階席の後ろから5列目だった
後ろから5列目の頭上には、2階席の床が天井と化して威圧してくる。
しかも一番端っこ。
片側の隣には、人はいない。
壁しかない。
壁とワタクシの座席の間には、音響用なのだろう太いケーブルが何本も束ねられてステージ方向に向かっている。
後ろを見ると、最後部の席の後ろに(おそらく当日券なのだろう)1列ずら~っと立見席の人達が並んでいる。
つまり、先行販売でチケットを買ったワタクシの席の5列後ろに、当日券の立見席。
決して、先行販売だから前の方の座席を取れると主張したい訳では無いが、
どうして、先行販売と(おそらく当日発売の)立見席との違いが、座席位置にしてたったの5列なのだ

サークルKサンクスの先行販売の他にも先行販売のルートがあった事は、容易に予想できる。
それが、ファンクラブ優先枠ならば納得できよう。
だが、まさか、ファンクラブ優先枠で会場全部を埋め尽くすという訳でもあるまい。

座席が前だとか後ろだとについて、不平不満を言い出せばキリがないのはわかっている。

過去には、逆の経験がある。
先行販売期間もとっくに終わり、一般販売期間も半ばを過ぎた頃、
「今頃チケットを買ったとしても、とっくに売り切れているかも知れない。買えたとしても、それこそ後ろから5列目位の席しか残っていないだろう。」
と覚悟を決めて、ぴあ店頭で買った渡辺貞夫のチケットが思いもかけず最前列、それもほぼ真ん中の座席だったという、表現し難い幸運にめぐり合った時の事だ。

何度も言うが、座席が前だとか後ろだとについて、不平不満を言い出せばキリがないのはわかっている。
どんな席であろうとも、チケットを手にする事が出来てホールの中に入る事ができるだけでもシアワセなのだから、、、、、、と自分に言い聞かせてはみるのだが、、、、、

幸運は幸運として、そっと胸にしまっておくのが良い。
だが、当日立見席と5列しか違わないという今回の先行販売については、胸にしまっておくわけにいかない。
eプラスのプレオーダーでさえ、ここまでの仕打ちを受けた事が無いというのに、、、、、、

業務提携でもしているのだろうか?
チケットぴあからサークルKサンクスの先行販売の情報が伝わって来た、というあたりにこの問題の本質が潜んでいるのかも知れない。

山崎まさよしライヴ初体験のワタクシであるが、山崎まさよしがまさやんと呼ばれているという事は、とっくに知っている。
という事で、ワタクシも、以後まさやんと呼ばせていただく。
そのまさやんであるところの山崎まさよしが、ヤマサキマサヨシではなくヤマザキマサヨシだという事には、昨日あたりようやく気付いた。

ワタクシなど、しょせん、この程度のまさやん初心者である。
とにかく、初めて観るまさやんのステージが始まる。

1曲目は、ベーシストが一人で登場して、しばらく8ビートのブルースっぽいコード進行のベースラインを弾き続ける。
このベーシストだが、最初登場した時の第一印象から、失礼ながら、その外見からベーシストというよりもプロレスラーをイメージしてしまった。
ベースだけが鳴り続ける中、次いでドラマーが登場する。
ベーシストの第一印象がプロレスラーだったもんで、このドラマーにも、プロレスラーのイメージを持ってしまった。
それも、大阪プロレスにいる色物系のプロレスラー。

あ、これはイカン。
リスペクトすべきミュージシャンをプロレスラー呼ばわりしてしまってはイカン。
万一、まさやんファンの方にこのブログが見つかってしまうと大変な事になりそうだ。
見つけられない事を祈るしかない。

ベースとドラムの2人が演奏する中、ようやくまさやんが登場する。
まさやんがマウスハープでブルースを吹き出したとたんに、ワタクシの席からステージに向かって右側中断あたりの席の2人が立ち上がってしまった。

「けっ、よりによって1曲目から立ち上がるなんざぁ、どうせ大阪あたりから来たイナカモノに違いない。」
と思ったら、3秒ほどの間をおいて、いっせいに会場全員が立ち上がってしまい、オールスタンディング状態になってしまった。
「え?」
何しろ立見席が出るほどの満員御礼状態である。
そのまま座っていては視界が遮られてしまいステージが全く見えないので、とまどいつつも、イヤでも立ち上がらなければならなくなってしまった。

ワタクシの場合、基本的に音楽は座って聴く物だと信じて止まない。
その上、好不調の波があるが、腰痛持ちであるからなおさら座って聴く物だと信じたい。
ライヴの最中に立ち上がるなどという行為は、一番盛り上がった最後の最後のスタンディングオベーションの時のためにとっておくべきなのだ。
例外的に、オープニングから自らの意思でスタンディング状態で聴いたライヴは、ストーンズの時だけだ。
ロック界のシーラカンス、いや、リヴィング・レジェンドであるストーンズの演奏を座って眺める心の余裕など持ち合わせていないし、ワタクシ自身もその時の同行者も開演前からそれなりの覚悟を決めていたので、立ち上がるという事はなおさら当然の事だった。

だが、まさやんのライヴが最初っからオールスタンディングになるなどと言う事前情報は全く知らなかったので、覚悟ができていなかった。
覚悟ができていなかったので、ただただ戸惑ってしまった。

何にも知らないでライヴに行ったら、思いもかけないオールスタンディング状態だった、、、、、
こういう事態が、以前にもあったという事に思い当たった。

2004年11月、大阪府南部のとある市民ホールでの渡辺美里のコンサートだった。
スタジアムライヴの女王、渡辺美里のコンサートだと言うのに、約1,300人のキャパの半分も席が埋まっていないという事態にも大変驚いたが、バックミュージシャンがステージに現れたとたんに、(驚くほど少ない)観客の半分ほどが立ち上がってしまった時だ。
あの時は、前後左右から数えても真ん中あたりの席に座っていたし、あちこちに空席があったため、座ったままでもなんとか過ごせたのだが、何しろ今回は満席状態な上に後ろから5列目の端っこの席に座っているのでそうはいかない。

バックにベースとドラムがバックに付く演奏がしばらく続き、まさやん一人でピアノの弾き語りをする場面になって、ようやく着席を促す発言があり全員着席したのだが、その後、バンド演奏の場面になるとまたもやオールスタンディング状態と化してしまった。

もう少し言いたい事があるのだが、思わぬオールスタンディング状態に戸惑っているうちにさらに長くなってしまったので、再度、次回に続くという事にしよう


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