lizardbrain

だらだらぼちぼち

洗濯ミス

2009年09月22日 23時48分22秒 | 無駄話
アヤシイやつらに突然、焼き討ちにあった居所をゼイゼイ言いながら再建して、ようやく掘立小屋にしゃがんだのが2月中旬の事。

ところで、この『掘立小屋にしゃがんだ』という表現は、ワタクシの記憶が確かなら、かの内田百閒師ではなかったか
万一、これが間違っていたとしたら、今回のネタが次の話に続かない。
間違っていたとしても武士の情け、どうか看過していただきたい。
ネタのためなら歴史も未来も変えてみせる。
内田師といえば、黙って通り過ぎることができないくらい、どうにもやるせない思い出がある。

あれはワタクシが高校生の時。
現代国語のテストに、近代小説の作品名をあげて作者の名を問う設問があって、そのなかに内田師の作品名があったので、その設問に対してワタクシは自信を持ってこう解答用紙に記した。
内田百聞
なんとなく、内田師の名前がこれで合っているのかどうかという不安というか予感があったのだろう、ご丁寧に、漢字で書いた内田師の名前の上に振りがなまで振ったのである。
うちだひゃくぶん』、、、、、、、、、、、
正真正銘冗談抜きで、ワタクシは、当時からず~っと、『内田百聞』(うちだひゃくぶん)』と思い込んでいたのである。
それが、実は、『内田百聞』(『うちだひゃくぶん』)ではなくて、『内田百閒うちだひゃっけん)』だと判明したのは、ついつい最近、およそ6年前の事であった。
ワタクシの思い違いが判明するまでに、実に30年以上の歳月が必要だったのだ。
内田師の作品の載った小説雑誌をじっくりと読む機会がたまたまあって、その時に気づいたのだ。
いやぁ、、、、、、、、初めは誤植だと信じて疑わなかったのだが、、、、、、
内田百閒師は、戦前までは内田百間と名乗っていたらしい。
そのあたりの事は、ウィキペディアの内田百閒の項目に立ち寄っていただくとして。
ところで話は戻るが、その高校の時の現代国語のテストだが、『内田百聞』(うちだひゃくぶん)』と、漢字表記を間違えた上に間違えた振りがなまで振った回答に対して、現代国語の先生は×を付けずに○を付けてくれたのだ。
現代国語の先生も、『内田百聞』(うちだひゃくぶん)』説を唱えていたのかもしれないし、もしかすると、間違っているとはいえ振りがなまで振ったワタクシの熱意あふれる回答に対して、熱意あふれる採点で答えてくれたのかもしれない、、、、、、、
今更ながら、当時の現代国語の担当の先生の名前が思い出せない。
その時の先生に取材して確かめる事もできない。
つまり、真相は、闇の中である。

内田師の話は、とりあえず置いといて。

これだけは言っておかなければ気がすまないが、しゃがむ気なぞ、ワタクシには無かったのである。
はなから。

毛頭。

ワタクシにしゃがむ事を余儀なくさせたヤツらは、どうやら最近、ドイツ車を新調したという噂もある。
ほとぼりが冷めたとでも思っているのだろうか?
ヤツらには、自分達が世間の目に囲まれている事について、なんとも思ってはいないのだろうか?

何しろ焼き討ちにあったので、以前に使っていた家電品などは、すべてパーにされてしまった。
掘っ立て小屋とはいえ、基本的な家電品は買わなければしょうがない。
引越しに合わせて2月に新調した家電品一同のうち、洗濯機が今日の主人公である。
店頭価格を気にしながら、ワタクシが選んだ洗濯機は、縦型ドラムのオーソドックスなヤツ。
斜めドラムは、どうにも価格が高かったのだ。
一応、乾燥機能は付いているが、送風だけで、温風が出るわけではない。
温風で乾燥させるヤツは、どうしても縮みが心配だし、送風乾燥機能は、洗濯槽のカビ防止にも有効らしいので、それで十分である、たぶん。
焼け出されて避難生活をしていた時は、洗濯物は外に干すことができず部屋干しばっかりで、早くパリっと天日干しできる環境にもどりたくてもどりたくて仕方が無かった。
掘立小屋にしゃがんで、しばらくは洗濯機も機嫌良く回転し続けていたし、それを干すワタクシも機嫌よく天日干しを堪能していたのだが、6月中ごろに異変に気づいた。

洗濯しようとふたを開けてみると、洗濯槽の上部、ヘリの部分の様子がおかしい。なにやら、こすれたような感じで、ささくれ立っているのだ。

          

ささくれどころではない。
ナイフで削ったかのように、あるいはよそ見しながら割り箸を割って失敗した時のように割れているではないか
2月に買ったばかりで、まだまだ保証期間中の洗濯機である。
さっそく販売店に状態を電話してみると、「すぐに伺います」との事だったが、ワタクシの都合に合わせてもらって、その翌日に来てもらう事にした。


すると、翌日の朝一番に、ちっちゃいオッサンがやって来た。
販売店の社員ではなくメーカーのサービスマン氏であった。
販売店から状態についての連絡を受けていたのだろう、交換部品らしい大きくて平べったいダンボール箱を手にしたサービスマン氏、ワタクシの洗濯機を一目見るなり、
「まれにですが、ごくまれになんですが、、、、、、」
と、前置きして説明しだした。
「例えば、ハンカチだとか靴下だとかといった軽い衣料は、脱水する時に、遠心力を受けて洗濯槽の上のほうに上がってしまい、洗濯槽カバー(洗濯槽のへりの部分をこう呼ぶのだろう)のところに引っかかって、摩擦を起こしてしまう事があります。お客様の洗濯機も、軽い衣料が上に上がって引っかかって摩擦を起こしたのでしょう、摩擦の熱で洗濯層カバーが変形しています。当然、保証期間内でありますし、本日は、無料で洗濯槽カバーを交換させていただきます。」
と、洗濯槽カバーとやらの交換作業に取り掛かった。
交換作業を眺めながら、何やら、先ほどの説明が良く理解できなかったワタクシが、もう一度たずねて見ると、さっきの事をも一度繰り返した上で、
「取扱説明書には、女性用下着などの軽量で繊細な衣料はネットに入れて洗濯していただくように、軽めの表現で書いておりますが、今回この状態になった事は、決してお客様の使い方が悪いというわけではありません。ですが、例えばハンカチとか靴下などの小さくて軽い衣料は、ネットに入れて洗濯していただくと安心かと思います。」
とかなんとか説明しながら、てきぱきと交換作業を済ませて帰っていった。

でもねな~んか、腑に落ちなかったのだ、その時のワタクシは。

最初に販売店に電話を入れた時に、ワタクシがイメージした修理作業の工程は、
1.まず、販売店の社員が我が家にやってきて洗濯機の状態を確認する。ワタクシのようなシロートが電話で説明したところで、正確なところは判断できないであろうから。
2.そして家電品の専門家の目から見た状態をメーカーのサービス部門に報告するなりして、交換部品を手配する。
3.発注した交換部品が入荷した後、再度、我が家にやってきて部品を交換する。
となるはずだったのに、今回は、翌日さっそく、いきなり、販売店ではなくてメーカーのサービス部門の社員が、手回し良く交換部品を手にしてやってきたのだ。

実は、最初に販売店に電話したのが金曜日だったので、それからメーカーに部品を手配したとしても、土日はメーカーが休みだし、修理は翌週以降になるだろうな、と覚悟していたのだ。
という事は、今回異常が発生して交換した洗濯槽カバーとやらの部品は、常にサービス部門、しかもワタクシが住んでいるような田舎町にあるサービス部門にでも在庫を確保しているという事だろう。
田舎町とはいえ、洗濯機ばかりが売れるわけでなかろう。
修理の需要も、幅広いものになるだろうから、全ての製品の全ての交換部品を常備しておく事など、無理に決まっている。
修理に備えて常備しておく部品は、かなり需要の高い、つまり壊れる可能性の高い部品という事にならないだろうか?
という事は、今回交換した洗濯槽カバーとやらの部品に異常が出る事は、この時にやって来たサービスマン氏が言ったように、「まれに」とか「ごくまれに」程度の頻度ではないのではないか、、、、、、、?
と、なんなく隠し事をされているような気がしたのだが、無料で修理してもらったのだから、これ以上のクレームを付けるのも大人気ない。

それからは、念のために、ハンカチや靴下などの軽量の衣類はネットに入れてから洗濯するようになった。
ちなみに、女性用の下着は持っていない事はご報告しておく。
信じてもらえないと、困った事になる、、、、、、
そうすると、しばらくは調子良く機嫌良く洗濯機は働いてくれた。

だが、最近、気づいたのだ、、、、、
6月に交換してもらってまっさらになった洗濯槽カバーとやらに、またもや新たなささくれができている、、、、、、
前の時みたいに、よそ見しながら割り箸を割って失敗した時みたいにはなっていないが、、、、、、
これを発見して以来、ハンカチや靴下以外の軽量でない衣類も片っ端からネットに放り込んでから洗濯するようになった。
そのために、大き目のネットをダイソーで買ってきたのだ
も少し様子見するかどうか?久々の鈴鹿行きを控えて、今んところ思案中なのだ、、、、、、


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