lizardbrain

だらだらぼちぼち

かつてない捨て身のハイリスク戦術

2014年06月29日 11時25分17秒 | 音楽
『Maniac Tour ~ PERFORMANCE 2014 ~』と題された今年の山下達郎ツアースケジュールが発表されたのが、4月の事。
以来、落ち着かない日々が続いていた。

まず、5月中旬にファンクラブ先行予約が始まったが、いきなりここでつまづいてしまった。
勇躍申し込んで余裕たっぷりで大阪フェスでのツアー最終日を第1希望にして申し込み、結果発表を待っていたらば、あろう事かまさかの落選、、、、、、、
ファンクラブ先行に落選したのは今回が初めてだったので、これまでのワタクシ自身の歩んできた道を振り返りつつ、
「いったいワタクシのどういった思考、行動が抽選の神の逆鱗に触れてしまったのだろう、、、、?」
と、意気消沈の日々が続いた。
余りのショックの挙句、俯くばかりで顔を上げて外を歩けないのだ。
きっとどっかにワタクシと同じようにファンクラブ先行に敗退した悲劇の主人公がいるはずだと思い、ググってみたのだが、ヒットするのは、無事にチケットをゲットできた会員の自慢話ばかり、、、、、、
けっ、てやんでい、、、、、、、

このファンクラブ先行での敗戦を引きずる重い気持ちは時が経てども癒さるどころか増幅さえ感じつつ、6月の一般発売に臨んだ。
その前に、ファンクラブから一般抽選販売のスケジュールを知らせるハガキが届いたが、わざわざハガキで通知してくるとは今までには無かった事で。
一般発売はいつもなら早い者勝ちなのだが、どういうわけだがこれまた全て抽選というシステムに変更されていた。
よくよく考えてみると、これまでの早い者勝ちの一般発売ならば、発売開始時刻にネットも電話も接続できずにあっさり敗退する可能性が大だが、希望者全員が抽選に参加するというやり方の方が公平感を感じない事も無い。

ただ、例年のというか通常の達郎ツアーに比べて、今回はたった29本しか組まれていない(それがファンクラブ先行での敗退の主原因だろうが)事を考慮すると、競争率がとてつもなく高い事がキッパリと予想される。
なので、ちょいとセコいけど策略を練ってみた。
全29本のツアーのうち、大阪フェスでの公演は8月、10月に2本ずつの計4本、そのうちの2本の抽選に名乗りを上げてみることにした。
もしも申し込んだ2本とも当選してしまったならば、当然、当選したチケット分の支払いをしなければならないので、同行者の分との合計金額を計算してみるとゾッとする話なのだが、どちらかがあるいはどちらとも落選する可能性のほうが高いし、もしも両方当選してしまったとしてもその時はその時でなんとかするしかない。
小心者のワタクシにとっては、命まで賭けたような覚悟を決めて2本に応募した。

その日から2日ほど後、もう一度、しげしげと達郎ツアーのスケジュール表を眺めているうちに、
「2本だけの応募だと、どちらか1本が当たるどころか、2本とも外れてしまう可能性が大きいのではないか?」
と、ポジティブ思考には程遠い猛烈な不安感が頭をもたげてきた。
そこで再び、意を決して、今度は同行者の命まで賭けたような覚悟(どちらかというと自分の命を賭けるよりも赤の他人である同行者の命を賭ける方が気軽にできるというのは、同行者には内緒であるが)を決めて、もう1本だけ追加で応募してしまった。
これで、合計3本に名乗りを上げたわけで、もしもまさか万一3本とも当選してしまった場合の支払い総額はとんでもない事になるが、合計3本の支払いに関する不安よりも、全ての抽選に敗れてしまって1本も参加できない事になる不安の方が勝ってしまったのだ、この時は。
我ながら、どうしてこんなにリスクの高い手段に走ってしまったのか、今になっても良くわからないのだが、大阪公演4日のうち3日分しか応募せずに4日全部に挑戦しなかったあたりは、小心者の極みである。

で、いよいよ迎えた6月26日午後1時。
抽選発表のサイトにログインしておそるおそる覗いてみた。

すると、結果は、、、、、、、、

応募した3本のうち2本は敗退。
だが、残る1本で勝利していた。
ちなみに、当選した1本は、後から追加応募した分で、もしもあの日あの時に再度の挑戦の決意を固めていなかったとしたら、全敗の負け犬に成り下がっていた事になる。
ホッとして、この1本だけの当選権が消えてしまわないうちに、チケ代と手数料払込みのためにファミマへ走った後、早くも当日の宿泊予約を済ませたワタクシであった。

で、よくよく振り返ってみると、同行者の分と合わせて2枚で申し込まずに、ワタクシ自身の分だけ1枚で申し込んでた方がもっと楽に勝利できたのではないか、、、、、、?
と、新たな疑惑が浮かんでは消え浮かんでは消え、、、、、、


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