ディリリとパリの時間旅行

ＷＯＷＯＷ留守録して、うかつにも感動してしまったアニメである。

うかつにも感動しながらどうも気になったのが、
『ディリリとパリの時間旅行』というタイトルなのだが、
『ディリリ』は主人公の女の子の名前で、『パリ』は舞台となった街、あのパリなのでそこは問題ない。
すると、残る『時間旅行』という言葉の意味するものは何なのだろうかと考えなければならない。

『時間旅行』というと、どうしてもタイムスリップあるいはタイムマシン物に結びつけてしまうのだが、この映画では三輪車に乗る事はあっても誰もタイムマシンには乗らない。
ならば、どうして『時間旅行』なのかと不満をおぼえていると、公式サイトに『ベルエポックのパリへ至福のタイムトリップ』という言葉があって、『タイムトリップ」の部分に『時間旅行』とルビをふっている。
なるほど、この物語自体が時間旅行という意味なのか。
何でもかんでも手軽にタイムスリップ、タイムマシンを持ち出す安っぽいＳＦ映画に毒されてしまったから感動してしまったというのもあるのか。

学び！とシネマというwebマガジンの解説文を見つけたので、理解を深める手段となるが鑑賞前に読んで良い場合と良くない場合があると思われる。