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だらだらぼちぼち

初めての高槻ジャズストリート (1)

2019年05月17日 16時07分05秒 | 音楽

さほど遠くない高槻市では、例年、GW時期に『高槻ジャズストリート』というイベントが開催されている。
これまで何度も行ってみたい行ってみたいと思いながら、泣くような思いでスルーせざるを得なかった。
同じように、一度は行ってみたい行ってみたいと念願やまなかったイベントに『祝・春一番』というのがあって、去年のGWはその『祝・春一番』に3日連続で服部緑地に行ってしまった。
問題なのは『祝・春一番』と『高槻ジャズストリート』の開催日がかぶっている事で、今年はどうしようかなと気絶するほど悩んだ結果、ここは高槻ジャズストリートに足を向ける事にして新大阪駅まで徒歩圏内のビジホを確保した。




2019年の初日となった5月3日(金)、10:30頃にJR高槻駅で下車した段階では、駅前の一角でパンフレットを配布していた事を除くとジャズストの気配は薄かった。
高槻駅のホームあたりから、もう少し熱狂的な風景を予想していたのだが。




会場に向かう途中、まだ開店時刻を迎えていない商店街にかなりの行列ができていた。
ジャズストには関係なく、高級食パンの店らしいが、この行列には参加しない。




HPからメモっておいたスケジュール表をにらみながら、生涯学習センター多目的ホールに到着。
少し入場待ちの時間を経て、12時開演のネイバーフッドビッグバンドでもおなじみの里村稔カルテットを鑑賞。
『高槻ジャズストリート』の一番の特徴は、(基本的に)無料のジャズイベントである事。
基本的にと表現したのは、入場料金は不要だがチップは自由らしいからで、このカルテットの演奏でもとある曲のドラムソロの間にチップを投入するために(そう、まさしく投入するのである、これがうわさに聞いた『投げ銭システム』というやつなのかも知れない)ドラマー以外のメンバーが籠を手にして客席を巡回していた。




たくさんの会場でライヴが繰り広げられるので、時系列をしっかりと把握しておいた方が良い。
スケジュール表によると、どの会場でも基本的に1ステージの演奏が45分くらいで、楽器機材の転換も含めて1時間毎に出演者が交代する事が推測される。      
13時からは、阪急高架下広場で国府弘子スペシャルトリオでおなじみのドラマー岩瀬龍飛のクインテットがスタート。
MCによるとリーダーの岩瀬龍飛には選曲権が無いのだそうだ。




高架下広場の近くでジャズストTシャツを購入して、少しは財政的に参加できた気分になる。
人込みに紛れながら、桃園(とうえん)小学校のグランドへ行ってみる。





 

         
小学校のグランドはすんごい人出なので驚いた。
遠く正面向こう側にFM COCOLOのステージが見える。
視覚的には遠いが、音響的には十分に届いている。




このあたりがグランドに設置されたテーブル席の後半あたり。
ここに着いた時は14時からのTOKUのステージの中盤だった。
座れる場所を確保できないので、スタンディングのまま、15時からの西山瞳NHORHMトリオを鑑賞した。
去年、枚方ジャズで聴いて以来、このトリオは2度目だったが、この日のステージではベーシストの手数が多くてかっこ良かったぞ。
グランドはとても暑くて、スタンディングでいる事はとても足に疲労感を感じてしまった。

生涯学習センター多目的ホールに戻って、17時からの新井雅代 with 田中ヒロシトリオを着席で。

生涯学習センターでは入れ替え制だったのだが、高槻現代劇場の大ホールでは入れ替え無しで自由に入場できるのだと言われて、18時からのTOKUカルテットを高槻現代劇場の大ホールの最後部から立ち見で参加。
19時からのSHIHO & 桑原あいの開演時には、なんとか空席を見つけて着席できたので、その勢いで20時からのトリの山中千尋トリオまで完走した。
同じ音響の同じステージで同じピアノでの演奏を連続して聴かせてもらったわけだが、ピアニストそれぞれの音色の違いを感じられて気持ちよかった。
山中千尋トリオだけは少し演奏時間が長くて、アンコール無しで60分のステージだったが、今まで聴いた中で、一番スゴイプレイだった事を実感しながら帰路についたが、今回の宿泊地から高槻まではちとアクセスが悪いのも実感してしまった。