アナスタシアシリーズ6巻『一族の書』は私にとっては希望の源です。これまでの既刊と同様に具体的な生き方の数々の指針が提示されていますが、中でも私にとって最も重要な示唆が「今回の私たちの文明は壊滅的な破綻からすでに逃れることができた」と語られていることです。
過去人類は私たちの今の文明よりも高度に科学的に発達した時期が何度もあったらしいのですが、知識が高いレベルにあり高い可能性を持っていたそのような時代に人間の意識が急激に低下し意図の純粋性を保てない場合はいつも最終的に地球規模の大惨事が起き、人類は壊滅的被害に遭っていたようです。
現在の地球もそのような高度にテクノロジーなど知的水準が高い時期に到達しており、そしてそのテクノロジーを誤用(原発とか)したり悪用(核兵器とか)することにより例のごとく地球規模の大惨事が起こるはずだったのですが、今回は大惨事は起こることなく、その(壊滅的被害を被る)時期はすでに過ぎているとのこと。
過去にアナスタシアが予言したことはほとんどが現実化しています。「ロシア国民の1家族ごとに無償で100m四方の土地(=1ha)を与えること」は、昨年プーチン大統領が極東1ha法という大統領令に署名して現実に発効しましたし、「ロシアの有機農産物を求めて世界中から人が集まる」という予言もプーチン大統領による「ロシアに遺伝子組み換え農産物は輸入させない、ロシアは今後有機農産物の輸出大国を目指す」という発表もあり具現化しています。
これらを考慮すればアナスタシアが「すでに大惨事が起こる時期は過ぎ去った」と語ったことはその言葉通りに捉えていいと思っています。ですので北朝鮮との核戦争前夜のような雰囲気もある現在の日本ではありますが、あまり恐怖の予測に囚われることなく平静の心を抱き続けることが肝要でしょう。
そして要はこれから先のことです。
「だからまさに今、一人一人が自分の使命と本質、そしてどこに間違いがあったのかを理解しなければならない。お互いに助け合いながら、意識で歴史が辿った全ての道をさかのぼり、間違いを特定する。そうすればこの地球という惑星の歴史に一度もなかったような幸せな時代が始まる」とアナスタシアは語っています。
明日はアナスタシアの読書会ですが、そのあたりのことを話せればと思います。
今回は6巻を中心に読み解いていきます。参加者の皆さんの感想が楽しみです。