植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

ロシアのダーチャ 木村秋則&アナスタシア講演会

2016年01月10日 23時15分37秒 | アナスタシア

 『ロシアに学ぶ週末術 ダーチャのある暮らし』(豊田菜穂子著、WAVE出版、2005年)を読んだ。この本はロシアの人々の間で「ダーチャ」と呼ばれる「家庭菜園のある郊外の家」のことについて書かれている。

 そもそも私がダーチャという言葉を知ったのは『アナスタシア』(ウラジーミル・メグレ著、水木綾子訳、岩砂晶子監修、ナチュラルスピリット、2012年)という本を読んでその中に出てきたからだ。ダーチャについて知りたいと思い近くの図書館に行ったらなんとちゃんと一冊あったのだ。そしてそれは私にとっては”完璧な”一冊だった。

 

 この本の冒頭部分を引用してみる。

「第1章「ダーチャ」って何だろう

 ロシアの夏はダーチャとともに

 「預言者に告げられた破局から地球を救ったのは、ダーチャで働いている人たちです。

 その人たちは、機械を使わず、小さな菜園を自分の手で耕しています。

 日々、人の手で、地球に丁寧に触れ、愛を注いでいます。

 地球はとても大きいのですが、優しさにも残酷さにもとても敏感です。

 ダーチャの人たちの何百、何千、何万人の

 暖かく思いやりのある手を感じた地球は、

 最後の破局を思いとどめたのです」

 1980年代後半のペレストロイカの頃か、その後の混乱期に、ロシアではこんなお話が広まったのだそう」


 これは『アナスタシア』2巻である『響きわたるシベリア杉』(ウラジーミル・メグレ著、水木綾子訳、岩砂晶子監修、ナチュラルスピリット、2013年)P98に以下のように書かれている文章と同じだ。どうも上記の話の大元はこのアナスタシアの言動だと思われる。これはびっくり、ポン!だ。


 「あのね、ウラジーミル、地球は大きいけど、とてもとても敏感なの。

 あなたも蚊よりずっと大きいけれど、その一匹が皮膚の上に着地しただけで敏感に察知するでしょ。地球もすべてを感知する。自分がコンクリートやアスファルトに閉じ込められるとき、自分の上で生きている森が伐採され燃やされるとき、自分の中に深く穴を掘られて、粉状の化学肥料がまき散らされるとき。

 

 地球は痛みを感じる。それでも地球は、母が子どもたちを愛するように、人々を愛している。地球は人間のすべての悪意を、地中深く埋めようとする。地球が力を使い果たし、力尽きたときだけ、その悪意は火山の噴火や地震となって爆発する。


 私たちは地球を助けないといけない。やさしさと思いやりに満ちた地球への接し方は、地球に力を与える。地球は大きいけれど、本当に敏感で繊細。たったひとりの人の手がやさしく触れただけで、それを感知する。ああ、どれほど地球が、そのやさしい接触を敏感に感じ取り、待ち焦がれていることか!

 

 長い間、ロシアの人々は、大地は万民の財産であり、誰か特定の人のものではないと考えていた。自分のものだと考える人はいなかった。ところがそのロシアで、事態が変わった。政府が小さな地所をダーチャとして人々に分け与えはじめた。

 

 与えられた地所がとても狭くて、大きな機械など使えなかったのは、偶然ではない。地球との触れ合いを切望していたロシアの人々は、お金持ちも貧しい人も一様に、とても喜んでその地所を受け取った。なぜなら、人間と地球との絆は深く、それを断ち切れるものは何もないから。

 

 小さな地所を受け取ったあと、人々は直感的にそのきずなを感じ始めていた。何百万という人間の両手が、愛をもって地球に触れた。その小さな地所で人々は、機械ではなく自分たちの両手で、地球にやさしく触れた。

 

 そして地球はこれに気づいた。地球はひとりひとりの人間の手の接触を感知して、そこに、自身が持ちこたえる力を見出した」

 


 昔、今から30年ほど前、私は自然保護活動をしていた。といってもそれは熱帯雨林を伐採する業務を行っている会社や総合商社を批判することとか林道開発反対とか珊瑚礁埋立反対とか、ようは他者を批判するだけの非生産的なものだったと今では思う。結局、事態を変えることはできず力尽きてしまってそのような「運動」からは自ずと足が遠のいてしまった。

 

 しかしアナスタシアの言うような、植物を中心とした、人間の手作業による、愛情溢れる空間を作ることを実際にしていくことで、私たちの社会は今からでも緑豊かなものに変わっていけるのだなと思える。

 

 長くスピリチュアルなことを学んできて、そこから「この世で最もスピリチュアルなことは事業を起こすこと」というふうに理解できたので、これからしっかりアナスタシアの提案を現実化することに力を注いでいきたいと思っている。

 

 そのためにも来週1月17日(日)に東京の京急蒲田駅近くの大田区産業会館PIOで開催される「『奇跡のリンゴ』の木村秋則&アナスタシア講演会」で同行の士と出会えることを楽しみにしている。

 


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