このブログの過去記事がネットにあったのを見つけた。これも意味あることだろうから再掲します。
2006年3月の日記より。
以下、再掲。
今をときめく霊能力者江原啓之氏はその特殊能力を正しく使うためにイギリスに渡りスピリチュアリズムという心霊科学を学んだことがあったという。霊能現象がなぜ、どういう仕組みで起こるかをイギリスでは長い時間を掛けて研究してきており、自らの持つ霊能を正しく統御する一助にスピリチュアリズムを学ぶために江原氏が渡英されたのは賢明だったと思われる。
そのイギリスではモーリス・バーバネルという名の新聞編集者の男性に、彼が20歳だった1920年ころから40年間の長きに渡り定期的にシルバーバーチと名乗るあの世の存在(霊)が“憑依”して彼の口を借りてあの世の様子やこの世の様々な苦難の背景を霊的視点から語った記録が残っている。それが『シルバーバーチの霊訓』としてまとめられており、邦訳では近藤千雄訳、潮文社からシリーズで刊行されている。
私にはシルバーバーチと名乗る存在がどのような素性の者かは知る由もないが、『シルバーバーチの霊訓』に書かれているその存在の語った言葉には深く感銘を受け、大きく影響を受けた。
以下は“身体の健康”について『シルバーバーチの霊訓』で述べているものを抜粋したものであるけれども、霊的視点から見た私達の体を理解する一助になるのではないかと思う。参考になれば幸いだ。
------------以下『シルバーバーチの霊訓』より--------------------------
「人間には一種の機械としての物的身体が与えられています。あなたはその身体を通して自我を表現している一個の霊なのです。あなたが悩みを抱くと、霊と身体との間の水門が閉ざされ、身体は生命力の補給路を失うことになります。補給源とのつながりを絶たれることになります。そのことに気付いて心構えを改めない限り、あなたの身体はその不健康な作用と反作用の法則に従い続けることになります」
「心配の念はあなたの霊的大気であるオーラの働きを阻害し、その心霊的波長を乱します。その障害を取り除くまでは生命力が流れ込みません」「心配することに費やしているエネルギーを建設的な思念へ転換すれば、健康上の問題は生じなくなります」
「身体は一種の機械です。したがってそれなりの手入れがいります。手入れを怠れば故障するに決まっています。すると休息と修理によって機能を回復するほかはありません。あなたはその身体を通して自我を表現しているのです。その身体のすることにも限界があり、それを越えてしまえばバッテリーを補充しなければなりません。それはあなたの責任です。あなたの身体だからです」
「健康を増進するのは医学でも医薬でも劇薬でもありません。不自然なものを体内に注ぎ込むことによって健康にすることはできません。それは言わば医学的愚行です。正しい生き方さえしていれば、つまり思念によこしまなところがなく、霊と精神と身体とが調和していれば健康でいられるのです。日常生活のストレスと心労、あるいは利己心や邪心や強欲が生み出す不自然な緊張、こうしたものは物的存在のすべての息の根を止める毒薬です」(以上『シルバーバーチの霊訓9』潮文社より)
「中庸こそ身体機能を自由に働かしめ、一方精神的能力を曇りなくかつ激することなく自在に発揮させる。我らが求めるのは明晰にして元気はつらつとし、それでいて興奮することなき精神と、活力に溢れ、その活力を使い過ぎもせず欠乏もせぬ身体である」
「身体の健康管理は魂の成長にとりて不可欠の要件である。魂が地上という物質の生活の場において自己を表現していくために肉体に宿るかぎりは、その肉体によりて魂が悪影響を受けぬよう、これを正しく管理していくことが必須である」
今の地上に見られる人工的傾向、健康に悪影響を及ぼすものについての無知、ほぼ地上全域に見られる暴飲暴食の傾向、こうしたものはすべて真の霊的生活にとりては障害であり妨害となる」(以上『霊訓・下』心の道場より)
健康とは全体が整っていること、調和が取れていること、リズムがあること、協調体制が整っていることです。あなたという存在は三位一体、すなわち霊または魂と精神、それに物的身体の三つから成り立っています。その三つの主要な構成要素の間に調和がとれていれば、あなたは健康です。その三者の間で相互作用が絶え間なく行われているのです。
「霊が正常であれば精神も正常であり、身体も正常です。身体に生命を賦与しているのは霊です。霊はすなわち生命であり、生命はすなわち霊です。霊とは大霊であり、大霊がすなわち生命ということです。物的身体は霊が自我を表現するための道具であり、精神はそのためのコントロールルームと思えばよろしい」
残念ながら現代の忙しい生活機構が緊張とストレスと過労を生んでおります。それが調和を乱すのです。霊が病み、精神が病み、それが肉体に病的症状を生み出します。心身症という病名がありますが、これは精神と霊に起因する病気のことです」
「ですからかりに心配が原因で潰瘍が生じた場合には、その潰瘍部分を切除しても何にもなりません。心配をするという精神の病がある限りはまた潰瘍が生じます。心配をしないように精神を修養するしかありません。そうすれば潰瘍も消えます」
「そこに現代社会が病んでいると申し上げる原因があります。考え方、物の見方、大切なものとそうでないものの判断力、焦点の置きどころ、視野の持ち方、こうしたものが狂っているのです。大切なものとどうでもよいものとの区別ができるようになり、基本的な霊的真理の大切さが分かるようになれば、人間を構成する三つの要素が調和して、健康になります」(以上『シルバーバーチ最後の啓示』ハート出版より)