植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

東京女子医大病院へ往診

2009年07月07日 21時40分20秒 | 癌治療・緩和ケア
 午前中に三人の方を診て、午後は新宿区河田町の東京女子医大病院へ往診に行った。この病院への往診は初めてだ。

 胸水、腹水があるという方なので、里芋パスタと生姜湿布をする。ご家族の方に里芋と生姜を洗っておいてもらい、フランネルの生地も用意しておいてもらった。

 まずは里芋を6個摩り下ろし、10%の擦りおろしショウガ、うどん粉を加え混ぜて、ネル生地に伸ばし、里芋パスタを作る。この間、30分くらいか。

 次に生姜シップのために生姜をすりおろし巾着に入れ、これを鍋に入れて熱湯を注ぐ。しかしこの病院の給湯器では熱湯が出なかった。温度計で測ると56℃までしか上がっていなかった。

 いつもは80℃の熱湯を用意するのだけど今回は仕方がない。56℃のお湯にタオルを浸し、絞り、患者さんの右側腹胸部を温める。

 案の定、肌は赤くならないけれども、致し方ない。温めたところを拭いて、里芋パスタを貼り付ける。周囲をテープでとめて出来上がり。

 病院なのでびわの葉温灸はできないが、びわの葉を持参していたので、むくみのある足の甲と、痛みのある背中に、洗ったびわの葉をテープで留める。これで症状がひく場合もあるのだ。

 金曜日に再訪することにして退室する。

 今日は天気になり暑くなった。強い風が終始吹き渡っていて空気が澄んだようだ。青空が広がり暑いけれども気持ちが良かった。昔の子供のころの暑さのような感じがして不思議な感覚だったな。

 病院前のタリーズコーヒーで飲食してから帰る。久しぶりにタリーズのコーヒーを飲んだけどスタバよりも美味しいかな?

 夜は山口の方からの電話相談。腹水の溜まっている妻に、里芋パスタの手当を受け入れるように説得してくれとの旦那さんからのリクエストに応えて。
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