植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

手紙

2005年01月09日 21時58分01秒 | 守護霊、前世、過去世、スピリット
 Wさんへ

 前略
 Tさんが旅立たれたとのこと、Wさん、お父様は寂しくなられたことと思います。 
 Tさんは、霊に十分な用意が整い、肉体も十分にその目的を果たされたため肉体を去られました。皆様や私たちがどう介抱してもその時期を延ばすことはできなかったでしょうし、Tさんにもそれはできなかったでしょう。

 そのうち私達すべてにも同じことが起きるわけですが少しも恐れることはありません。シルバーバーチという太古に他界した霊が次のように述べています。

 「皆さんは死んだ後もずっと生き続けるのです。その時までは本当の意味での“生きる”とはどういうことなのか、何ものにも拘束されずに生命の実感を味わうというのはどういうことなのか、肉体に閉じ込められた今の魂では理解できない“自由”の味を満喫するというのはどういうことなのかはお解かりにならないでしょう。

 一度もカゴの外に出たことのない鳥に、囲いのない広々とした森の中で、枝から枝へと飛びわたれるということがどういうものかが解るでしょうか。

 人生体験は大きな生命機構の中の一環なのです。およそ有り難いとは思えない体験=悲しみ、辛い思い、嘆き、失望、苦しみ、痛み=こうしたものは魂にとっては貴重なのです。

 しかしそれを体験している最中にはそうは思えません。こちら(霊界)に来て地上生活を振り返り、部分的にではなく全体として眺めたときにはじめて、人生の価値が鮮明に理解できるのです。逆境の中にあってこそ性格が鍛えられるのです。悲哀を体験してこそ魂が強化されるのです。

 私たちは人生を物質の目ではなく霊的生命の知識に照らして眺めます。ですから賢明な人とは、すべての体験を魂の成長にとって有益となるように受け止める人、試練に尻込みせず、誘惑に負けることなく、困難に正面から立ち向かう人です。そういう心構えの中においてこそ人格が成長し強化されるのです」と。

 肉体を去られてTさんは今頃は霊界での生活にも慣れて、生き生きと動き回られていることでしょう。快活な方でしたからね。霊界での体=霊体は自分の望む形態をとると言われており、女性の場合たいていはご自分が肉体を持っていたときに最も輝いていた頃、通常は若くて美しいときの姿をされると言われています。

 3年前に先に他界したペットのCちゃんにももうお会いになって、再会を喜んでいると思います。私が学んだところによれば、通常動物の霊魂は肉体を離れた後にはその種族の大きな霊の集合体=類魂(るいこん)に合流するとのことですが、ペットとして深く人間に愛された動物は、死後もしばらくの間類魂に吸収されずに個性を保ち、ご主人が肉体を去って霊界に戻って再会できるまで人間界の霊界に留まると言われています。

 ですからCちゃんはお父様やWさんが肉体を去られるまでずっと霊界で再会を待っていると思います。そして皆様が霊界でCちゃんと再会を喜び、再びしばらく暮らした後、皆様が徐々に霊格を向上させるに従い、Cちゃんとの関係を卒業されるとCちゃんは犬族の類魂の中に戻ってゆきます。

 そして人に深く、たくさん愛されたという幸せな記憶を犬族すべての魂に分け与えることで、犬族全体の霊格の向上に資することになります。

 現在、このように具体的な死後の世界についての情報が伝えられています。それらは私たちの日々の生活を別の視点から眺めることの重要性を教えてくれています。

 Tさんの他界という、この悲しみのときは皆様の魂の成長のきっかけになる大きな一つでもあります。喪の悲しみの念が霊となった人に余計な悲しみ、苦しみを与えてしまい、その方の霊界での向上の妨げにもなっていることをどうぞご理解頂き、併せて愛情によって結ばれている親子、夫婦の関係はたとえ一時的に死によって分かたれても必ずまた深く取り持たれることを確信なさって、これからの生活を有意義にお過ごし頂きたく存じます。

 唐突な手紙で戸惑われたかもしれませんが霊界が実在することを、そして生前中に多くの霊的な事柄を学び死後に備えること、私達すべての魂は他の魂に奉仕すること、今生の富や名声などは霊的視点から見れば重要視するものではないということなどをお伝えしたく筆をとりました。

 皆様が末永くお元気で過ごされることをお祈り申し上げます。
                                      草々
コメント (1)
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