あざみの歌

2024-06-09 00:30:25 | 懐かしのメロディー
倍賞千恵子




山には山の 愁(うれ)いあり
海には海の 悲しみや
ましてこころの 花ぞのに
咲きしあざみの 花ならば
 
高嶺(たかね)の百合の それよりも
秘めたる夢を ひとすじに
くれない燃ゆる その姿
あざみに深き わが想い
            
いとしき花よ 汝(な)はあざみ
こころの花よ 汝はあざみ
さだめの径は 涯(は)てなくも
香れよせめて わが胸に
 





詩は、昭和20年(1945)に復員してきた当時18歳の横井弘が、疎開先の下諏訪の八島高原で、野に咲くアザミの花にみずから思い抱く理想の女性の姿をだぶらせて

綴った歌詞に、八洲が作曲したうたが、NHKのラジオ歌謡に採用され、昭和24年(1945)8月8日から放送された。 NHKの「日本の歌ふるさとの歌百選」にも

入選し、今でも皆に愛唱される歌となった。このうたは、霧ヶ峰八島高原で作詞されたということで、その歌碑が建っており、あざみの歌発祥の地としても

親しまれいます。

孤独を感じさせるアザミの花言葉は、トゲのある姿と、すっと伸びた固い茎に由来。

特に、「独立」という花言葉は、スコットランドがノルウェー軍に夜襲を受けた際、アザミのトゲを踏みつけたスコットランド兵の声でスコットランド軍が

追い打ちをかけることができたという話に由来しているとか。

このエピソードによって、アザミはスコットランドの国花となっているそうです。







































































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