千賀かほる
恋は花火のように
燃えて 夜空に咲くの
恋は花火のように
すぐに 消えてゆく
はかなく 短かく
生命のかぎり
それでも私は 燃えたいの
そんな恋に生きてみたい...
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「あー、いい女だな、と思う。
その次には話をしたいなあ、と思う。
その次にはもうちょっと長くそばにいたいなあ、と思う。
そのうち、こう、なんか気分がやわらかーくなってさ、あーもうこの人を幸せにしたいなあ、って思う。
この人のためだったら命なんていらない、もう死んじゃってもいい、そう思う。
それが愛ってもんじゃないかい?」
寅次郎がこの長いセリフを発するのは、1975年封切りの「男はつらいよ 葛飾立志篇」でした。
「車寅次郎」という直情的で惚れやすい架空の人物からのものではありますが、「男の恋心」が身にしみて伝わってきますよね。