鳥になった少年

2023-04-07 07:31:43 | フォーク&ニュー・ミュージック
田中のり子 鳥になった少年


いつでも少年は お祈りしたのです
大空 自由に飛べる羽根
ぼくにも下さいと
父も母も どちらもいない
とても さびしい 身の上だから
いつでも少年は 夢見ていたのです
地上の悲しみ ない世界(そら)へ
自由に行きたいと

毎日 少年は お祈りしたのです
神様 お願い 白い羽根
ぼくにも下さいと
だけど羽根は 生えてはこない
今日も悲しく ひとりで眠る
いつでも少年は 夢見ていたのです
地上をはなれて大空へ
自由に行きたいと

ある日 街を歩いていたら
なぜか青空 近くに見えた
いつしか少年は 大空飛んでいた
背中に はばたく 白い羽根
よろこび唄うのよ
背中に はばたく 白い羽根
よろこび唄うのよ



1969年の12月に発売された田中のり子さんのデビューシングル「鳥になった少年」、山上路夫さんの作詞、高見弘さんの作・編曲でした。

ジャケット裏の歌詞カード下の解説には

1969年の7月に開催された『第6回日本シャンソンコンクール』で150名のなかから「ふたりの花束」を歌い最高点で優勝し、そしてこの「鳥になった少年」でレコードにデビューすることになりました。

とあります。

滑舌の良い丁寧な歌い方が気持ちいいです。

それにしても、この曲「鳥になった少年」もそうですが、当時、流行ったフォーク系の曲は、青春だとか思春期だとかを真摯にとらえた、それでいて、寂しい曲が多かったように思います。





































































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