白菜(はくさい)・白菜と鶏の煮込み・肌荒れ
ビタミンCや繊維が多く、風邪予防、肌荒れ、便秘、二日酔いなどにも良いとされる白菜。
葉がみずみずしく、黒い斑点が少ないものを選びましょう。
体が潤う簡単レシピをご紹介します。
コラーゲンたっぷりの鶏肉と白菜だけの煮込みですが、鶏の旨みと脂をとろりと煮えた白菜がまとい、白菜の甘みが鶏にからんだ最高のシンプル鍋です。
厚手のお鍋に材料2つを放り込むだけなのに、慈悲深い味わい。骨つき鶏肉全体に塩麹か塩を馴染ませる(20分から一晩おく)。
厚手の鍋にざく切りにした白菜芯部分をいれ、塩を馴染ませた鶏肉を上におき、全体にオリーブオイルか胡麻油大さじ3〜4をかけ、あればナツメグや胡椒ホールを10粒ほど入れる。
フタをして弱火で30〜40分ほど時々様子をみながらゆっくり煮込むと、素材から凝縮した旨味の水分がでる。
残ったら麺やおじやにを加え〆てもよいし、シチューやカレーに変身させても美味。
百合根(ゆりね)
少し厚めの花びらのような形のゆり根の食感は、甘くホクホクとしています。
繊細な風味とビロードのような舌触りからお菓子やポタージュなどにも適しています。
ゆり根の効能は素晴らしく、漢方では百合(ひゃくごう)と言って、不安感や不眠、動機、更年期障害、自律神経失調症を予防する生薬です。
北海道などの産地では贅沢にも、チーズのグラタンやミルクスープにたっぷり入っており、良質なタンパク室やカルシュウムと合わせて心身ともに元気になるメニューも充実しています。
美味しさが凝縮するかき揚げも大変美味。
下処理としては、ゆり根を1枚ずつ剥いで砂などの汚れを除き、茹でる、蒸す、揚げるなどして調理しますが、火が入りやすいのも利点です。
咳を止める効能もあるので、抗菌作用が高いはちみつと煮るとさらなる効果が期待できます。
何かと緊張気味な受験時などのおやつにも最適です。
春菊・風邪予防
春菊の硬い部分を落とし、熱湯で茎の方から塩茹でしてさっと冷水にとりザルに上げる。
醤油適宜を全体にふって(醤油洗い)、ぎゅっと絞って4cm幅に切る。
半すりにしたクルミやごま、蜂蜜、醤油少々を混ぜたものと茹でた春菊を和えます。
以蔵保蔵と言って脳の形に似ているクルミは脳を活性化させる効能があり、良質な脂質は便秘解消にも有効です。
ビタミン、鉄分、カリウム、カロテンなどが豊富な春菊と合わせると相乗効果があります。
春菊は胃腸の調子を整え、不眠、よく夢を見る(多夢)、むくみ、貧血などの気になる症状がある方にお勧めの野菜です。
ペリルアルデヒドなどの独特の香り成分は気の巡りをよくし、イライラを静める効果が期待できます。