柚子(ゆず)・花柚子(はなゆず)・獅子柚子(ししゆず)
旬のゆずは、奈良時代前後に中国から日本に渡来されたとされ、現在は約5割が高知県で栽培されています。
香り高い本柚子はみかん科ですが、鳥取県の朝市で購入した大きなゆずは獅子柚子(鬼柚子)といい、文旦の仲間だそう。
吸い物や蒸し物からフワッと香る柚子のファンは日本人に限りませんね。
ギュッと絞った果汁は柿、林檎、洋梨などにさっとふると、さわやかな香りをまとわせながら果物の甘みを引き立てます。
色止め効果もあって、香りで気の巡りもよくなり、疲労を回復させます。
皮にもビタミンCが豊富です、余す事なくいただいて下さい。
柚子味噌などもいいですね、細切りにして茹で、氷水で色止めする。
小鍋に味噌とみりん、きび砂糖を適宜入れ中火で練って甘味噌を作り、茹でた柚子を加え混ぜます。
脂ののった旬魚に塗るなど、芳しい香りで冬の味覚がさらに底上げされます。
干し大根・切り干し大根
太め、厚切り輪切り、皮だけを細切りにした大根を干して、切り干し大根を作っています。
切り干し大根は干すことで水分量が減り、ギュッと甘みが増して旨味成分が凝縮して、調理法によってはパリパリとした食感も楽しめます。
生の大根よりカルシウム、鉄分、ビタミンなどの栄養価が倍増するなど利点も多く、たくさん食べれることで食物繊維も豊富に摂取できます。
スルメを細かく裂いて、切り干し大根と一緒に戻してコトコト煮たり、酢の物やサラダにするとダイエット効果も高まります。
ボウルにたっぷりの水を張り、切り干し大根をほぐすように洗って、水気をしっかり絞る。
密封容器に入れ、酢醤油にメイプル、ごま油少々を足して浸す(水に戻さないので、栄養価が逃げない)冷蔵庫で3、4日くらい保存可能です。
切り干し大根の戻し汁は、旨味があるので精進出しとしても使用できます。