ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

強雨に煙る 緑の絨毯と展望の富津岬

2019年10月25日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2019年10月25日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成元年度第18回(2019年第30回)、「緑の絨毯と展望の富津岬」ウォーキングに参加した。
今年は実に雨が多い。10月に予定していた例会(以下参照)は悉く雨で中止となっている。
①10月4日 荒川から旧江戸川を歩く 
②10月11日 茎崎運動公園⇔きらくやま公園
③10月18日 利根運河ウォーキング
今回もバスハイクでなければ当然中止となっていた天気だった。
しかし、バスハイクの場合、バス会社からは5日前に実施か否かの判断が求められる。
5日後の雨の予報確率ははっきりせず、急変することもあるため、簡単には中止という判断は下せない。
雨の予報を見定めているうちにバスハイクが3日後に迫ってしまい、今回は強行せざるを得なかった
という次第である。

三中公民館
雨が降り出して来たため、公民館玄関の庇を避け、駐輪場でバスを待つことにした。


MT子さんと、NK子さんの3人で駐輪場で待っていると、


強くなり出した雨の中、折たたみ傘を差したTSさんがやって来た。


続いてKSさん夫妻がやって来た。


7時25分、土浦市民会館を7時ちょうどに出発した常南交通のバスが到着。


この日の参加者は全部で16名。このところ20名を割ることが多くなってきたのが気になる。
この日の予報はかなり強い雨になると言う。
にもかかわらず、参加する皆さんはいつものように元気で笑顔なのがうれしい。


7時40分、朝食弁当を配り終え、千葉県の富津公園を目指して出発!
『行くしかないんだよねっ』
学園東大通りを右折し、


国道6号を圏央道方面へ。


7時52分、圏央道つくば牛久ICを通過。


圏央道を走る。


この日の朝食弁当は、いつものおにぎりではなく、太巻きだった。
マヨネーズをたっぷりと使って味付けされている。
(マヨネーズはあまり好きではない。どちらかというと苦手である)


圏央道稲敷東IC付近
強い雨が降り続く。


8時17分、利根川を渡る。
強い雨のため殆ど視界が効かない。


大栄JCTで東関東道に合流し、京葉道路宮野木JCT方面へ。


8時40分、最初の休憩地東関東道酒々井PAに到着。


酒々井PA内の休憩所はガラガラだった。


東関東道を走り、宮野木JCTから木更津・館山方面へ。


京葉道路を走る。


9時36分、市原SAで最初の休憩を摂り、


館山道を木更津・君津方面へ。
雨の勢いは一向に衰える気配はない。
この分では外に出るのも難しそうだ。


10時4分、木更津南ICを通過し、国道16号を木更津港へ。


10時24分、木更津港に到着。
ここで昼食の弁当を受け取ることになっているそうだが・・・


弁当屋さんは既に到着していた。


弁当屋さんもこんな強い雨のなか、まさか我々が本当に来るとは思わなかったのではないだろうか。
『ご苦労さまぁ 雨のなか大変だったねっ』


『こんな雨のなか、しっかりと弁当を届けてくれたのには感謝しなきゃねっ』


木更津公園入口に到着した。
小雨であればこの辺りから歩いて富津岬へ歩こうと思っていたが、歩けるような状態ではない。


ここまで来たら兎に角先端の富津岬へ行ってみよう!
松並木の道路を富津岬へ。


車窓に明治百年記念展望塔が見えた。
明治百年記念展望塔は、五葉松を模したというデザインである。


せっかくここまで来たのだから、と一人車外へ出てみた。
富津岬の先端のため、風が強くて傘を差してはいられない。
びしょ濡れになりながら撮った1枚である。
当初は展望塔をバックに全員で記念撮影と考えていたが、とても無理。


松並木を引き返し、


再び国道16号を館山道方面へ。


11時6分、木更津南ICを通過し、


館山道を千葉方面へ。


12時ちょうどに市原SAに到着し、SA内のフードコートで弁当タイムにした。
昼時だったが、フードコート内は空いていた。


この日の弁当
おかずとご飯が別々の入れ物に分かれている。


おかずはまずまずの味だった。


昼食後、佐倉市の国立歴史民俗博物館へ向かった。
歴史民族博物館であれば、時間が潰せると考えた次第。
館山道から東関東道を走り、


12時44分、四街道ICで降り、


佐倉市内を歴史民俗博物館へ。
雨は一向に止む気配はない。むしろ激しくなる一方だ。
『予報では昼過ぎには止むって言ってたのにねぇ』


13時5分、国立歴史民俗博物館に到着した。


強雨のなか斜めに傘を差して、


歴史民俗博物館へ。


見学の前にエントランス・ホールの模型の前で記念撮影
館内の見学には2時間ほどを設け、各自自由に見学するようにした。


国立歴史民俗博物館の展示室は1~6まで分かれており、先史・古代、中世、近世、民俗、近代、現代の
6つのテーマに沿って見て・学ぶことができる。
第1展示室(先史・古代)
いきなり巨大な実物大のナウマンゾウが迎えてくれた。
4万年前の南関東には、今は絶滅したナウマンゾウが棲んでいた、そうだ。


第1展示室(先史・古代)
石器製作と石蒸し料理の復元模型


第1展示室(先史・古代)
復元された縄文人 縄文時代 3500年前


第1展示室(先史・古代)
縄文文化に伴う各地の土偶像 縄文時代 9500~2800年前


第1展示室(先史・古代)
山内丸山遺跡の家屋復元模型


第1展示室(先史・古代)
銅鐸


第1展示室(先史・古代)
高床倉庫と猫の親子


第1展示室(先史・古代)
「漢委奴国王」(かんのわのなのこくおう)銘金印


第1展示室(先史・古代)
広形銅矛


第1展示室(先史・古代)
左 袈裟襷紋銅鐸(けさたすきもんどうたく)


第1展示室(先史・古代)
羅城門(奈良時代 8世紀)
平城京の南正門に建てられた国内最大の門


第1展示室(先史・古代)
日本海の孤島 沖ノ島


第1展示室(先史・古代)
沖ノ島の神まつりの場(祭祀遺跡群) 古墳~奈良時代(4~10世紀)


第1展示室(先史・古代)
正倉院


第1展示室(先史・古代)
多賀城の復元模型


第2展示室(中世)
鴟尾(しび) 平安時代 9世紀
東三条殿 平安時代 10~11世紀
平安京の貴族の邸宅


第2展示室(中世)
貴族の服装 女房装束(十二単) 束帯(男性の正装 左)と直衣(日常着 右)


第2展示室(中世)
王朝文化 御帳台(みちょうだい)


第2展示室(中世)
戦国大名越前朝倉氏の館


第2展示室(中世)
東国の武士の館 16世紀


第2展示室(中世)
京都の町並み 室町時代 16世紀
洛中洛外図をもとに復元した四条室町付近


第2展示室(中世)
御朱印船 江戸時代 17世紀
ジャンク船と西洋船を折衷した外洋船


第2展示室(中世)
鉄砲の伝来と普及
日本の鉄砲は火ばさみの向きや機関部が西洋のものと異なっており、形式から東南アジアで
改良されたものと推測されている。


第3展示室(近世)
旅する庶民
このような道しるべが各地で立てられるようになった。


第3展示室(近世)
旅籠屋 江戸時代 19世紀
伊勢神宮へ参詣する道中、椋本村にある宿屋「角屋」の店先


第3展示室(近世)
北前船(奥)と小鵜飼舟(手前) 江戸時代
北前船は大坂と蝦夷地とをつなぐ長距離航路で活躍し、小鵜飼舟は最上川舟運で利用された。


第3展示室(近世)
江戸橋広小路 18世紀末~19世紀初頭


第3展示室(近世)
江戸橋広小路 18世紀末~19世紀初頭


第3展示室(近世)
見世物
世界的に高いレベルを誇った軽業(曲芸)などは、都市で流行した大衆娯楽だった。


第4展示室(民族)
朴橋のお人形様


第4展示室(民族)
尊農


第4展示室(民族)
宇出津あばれ祭


第4展示室(民族)
妖怪


時計を見ると、集合時刻の15時が迫って来たので、第5展示室(近代)、第6展示室(現代)は、
また別の機会に覧ることにして、エントランス・ホールに向かった。


全員揃ったところでバスへ。
時計は15時を回っていたが、雨はまだ強く降り続いていた。
『いつになったら止むんだろうねぇ』


佐倉市内を走り、東関東道酒々井ICへ。


どころが、酒々井IC近くになると道路が大混雑していた。
全く前に進めないのである。


酒々井IC方面を見ると 千葉北⇔新空港 ”災害通行止”の表示が。
何と、東関東道が通行止めになっているというのである。
目の前の酒々井ICへは車が次々に降りてくるが、高速道路には入れない状態となっていた。


酒々井ICから国道296号までの2Kmほど走るのに1時間もかかる始末である。
16時50分頃に国道296号を過ぎ、他車とは逆方向の成田方面へ。
他車は殆どが千葉方面へ向かう車なのだ。


少し冠水した小さな市道などを走ること約10分、ようやく成田市内に着いた。


コンビニで用を足し、これからの渋滞に備えた。
只では申し訳ないのでコンビニでは全員がなにがしかの品を買った。


国道408号と県道18号(成田安食BP)の合流点では少しばかり通勤渋滞に遭ったものの、


土浦・筑波方面への国道408号への車の流れは案外スムースだった。
バス後部座席で盛り上がるいつものメンバー。相席したいものである。


18時55分、土浦三中公民館に無事到着した。
当初は16時過ぎには到着する予定だったので、約3時間の遅れとなった。
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』


激しい雨のなか、”緑の絨毯と展望の富津岬”バスハイクが終了した。
目的地の富津公園や富津岬は全く歩くことが出来ず、車窓から眺めるだけに止まったのは、
残念と言うしかない。
代替地として佐倉市の国立歴史民族博物館を見学した。
初めてという人が多かったが、皆さんには意外と好評だった。
時間を有効に過ごせたのが良かった、というのが正直なところだろう。
展示品の多さには圧倒されたが、また来たいという声も。

しかし、国立歴史民族博物館からの帰りは大変だった。
大雨の影響で東関東道や圏央道の一部が通行止になったのは想定外だった。
当初の予定より3時間近く遅れて帰着したが、
翌日佐倉市周辺では広範囲で床上浸水や冠水が発生したというニュースを見て、
無事帰れたことを素直に喜ぶべきだと思った。

この日の万歩計は、3,500歩を計測していた。
この歩数は過去最低の歩数である。
現地を全くウォーキングしていないので、当然といえば当然であるが・・・
その殆ど全てが国立歴史民俗博物館内でのものだ。

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