2012年6月19日(火)
常南トラベル(株)が主催する日帰りバスの旅「入笠山ハイキング」に参加した。
所属する「健康ウォーキング同好会」からは、会長以下有志の6名が参加した。
6時20分、常南交通本社(谷田部)から大型バスに乗り込む。
この日の参加者は30名とやや少ない。
台風4号の接近が報じられている状況では仕方のないところだろう。
バスに乗り込むと直ぐに朝食の弁当が配られた。
ハムと焼きそばが半分づつ入っているホットドッグのようなパンだ。
6月6日の八方ゲ原のときと同じである。
朝食にはおにぎりの方が良い、と自分は思う。同じ意見の人が多かった。
時間を間違えて15分遅れで到着した最後の一人を乗せ、6時40分バスは出発した。
首都高「八潮南IC」を過ぎると、慢性的な渋滞が始まった。
1日も早い「圏央道」の完成を望むばかりである。
添乗員から手作りのハイキングコース図が配られた。
入笠山はすずらんの群生地として有名とのことで、現在八分咲き程度とのこと。
また、山頂からは八ヶ岳・中央アルプス・北アルプスなど360度の大パノラマが素晴らしい、
とのことだが・・・天気が気になる。
果たして山頂からの眺望は望めるのだろうか?
首都高を8時ちょうどに抜け、バスは中央道を快適に走る。
談合坂SAで軽い休憩を摂り・・・
10時20分、入笠山ゴンドラ山麓駅駐車場に到着した。
予報では午後から雨ということだったが、既に雨は降り出していた。
にも関わらず、次々に大型バスがやってくる。
”すずらん”の名所とあって、人気のほどが伺える。
休憩所でめいめい思い思いの雨具に着替えて・・・
ゴンドラ山麓駅へ向かう。
レインコートの色がなかなか華やかだ。
ゴンドラ山麓駅前に足湯があった。
入浴料は、100円とのこと。
ハイキングで疲れた時には効果があるだろう。
ゴンドラ乗り場手前の休憩所で雨宿りを兼ねて準備体操だ。
ゴンドラ乗り場に向かう。
霧の中へゴンドラが突然消えて行き、霧の中からゴンドラが突然現れる。
「ゴンドラすずらん」の山麓駅に到着。
ゴンドラは6人乗りである。
標高差750mを約10分かけて登る。
山頂駅まで10分余りの空中散歩だったが、あいにくの天気で外は何も見えなかった。
山頂駅周辺は霧が深く数十m先は見えない状態だ。
各自地図を頼りに散策を楽しむことなっていたが、霧で道に迷ったりする心配もあるということから、
添乗員を先頭に全員一緒に行動することになった。
ここは、素直に添乗員に従うほかない。
11時ちょうど、出発だ。
ハイキングコース入口
霧に包まれた幻想的な景色の中を進む。
ハイキングコースの一部は、鹿の被害から守るため柵で囲まれている。
入笠湿原の木道を進む。
直ぐ近くに我々一行以外の人の声が聞こえるが、姿は全く見えない。
何か不思議な感じがする。
下山する団体とすれ違う。
この人達の声が湿原に響いていたのだろうか?
『こんにちわ~』
いったん柵の外へ出て、入笠山山麓のお花畑へ向かう。
お花畑への専用路を進む。
途中の道端に”クリンソウ”(九輪草)が咲いていた。
花の姿が仏塔の屋根にある”九輪”に似ていることから、その名が付けられた、とのこと。
日本に自生するサクラソウ科の植物のなかでは最も大型だそうだ。
この白い花も”クリンソウ”だろうか?
赤い”クリンソウ”の近くに咲いていたし、どことなく”クリンソウ”に似ている。
”白花のヘビイチゴ”
”ヘビイチゴ”は黄色い花を咲かせるが、これは白い花が特徴だ。
お花畑へ入ると”すずらん”の標識が・・・
最初は小さくてよく分からなかったが、よく見ると、可愛い”すずらん”があちこちに咲いていた。
白色の壺上の花を外側に咲かすことから、”君影草”とも呼ばれるそうだ。
”ズミ”の花。
小梨(コナシ)とも云うそうだ。
当初はお花畑を経由して360℃のパノラマが望める入笠山山頂を目指すコースが案内されていたが、
この天気では恐らく何も見えないだろう、とのことで、入笠山山頂は諦め、山彦荘まで引き返した。
山彦荘前のテントで雨宿りをしながら、小休止。
山彦荘前には”入笠山登頂証明”の記念スタンプが置いてあった。
多少気が引けるが、せっかくだから、記念スタンプを押していくことに。
再び入笠湿原を進む。
湿原は相変わらず深い霧に包まれたままである。
ゆっくりと撮影などしていたりすると、先頭を見失ってしまいかねない。
黄色い花の”ウマノアシガタ”
別名キンポウゲ(金鳳花)と呼ばれる。有毒だそうだ。
雨の中、すずらん群生地を進む。
すずらんが群生している。
その数100万本と謳われている。
”すずらん”
入笠湿原を抜けて霧に包まれた林の中を進むと・・・
突然、電波塔が現れた。
12時12分、ゴンドラ山頂駅に到着。
山頂駅の広いヒュッテで昼食に。
ちょうど先客の小学生の一団が終わって出て行くところだった。
この広さなら、優に200人は座れるだろう。
雨の中、どこで弁当にしようか悩んでいたが、これで一安心だ。
この日の弁当は、”峠の釜めし”で有名な「おぎのや」の製造である。
4種類のおにぎりと、おかずが別に盛られており、味・ボリュームには満足。
デザートにオレンジ、サクランボ、豆大福も付いていて、美味しかった。
昼食後、バス集合まで1時間半ほどあったので、ヒュッテ近くの「入笠すずらん公園」を散策することにした。
ここからは一行とは別行動である。
雨が次第に強くなってきた。
台風4号が接近している証拠だ。
”ドイツすずらん”
こちらは自生ではなく、栽培されている。
その数約20万株と云うから凄い。
”日本すずらん”よりやや花が大きくその数が多いのが特徴か。
ところどころに”山つつじ”を見かけた。
八方が原のように数は多くなく、木も小さい。
”レンゲツツジ”は蕾の状態である。
この分からすると、あと1週間ほどで見頃を迎えそうだ。
”釜無ホテイアツモリソウ”
蘭の一種で、入笠すずらん公園に実験的に移植されて育てられているとのこと。
”釜無布袋敦盛草”を見ることが出来て、雨の中入笠山に来たことが少しばかり救われた感じがした。
添乗員もホッとしているのではないだろうか?
まだ少し時間はあったが、これ以上景色を楽しむことも叶わず、幾分気温も下がって来たので下山することにした。
ゴンドラに乗り・・・
山麓駅に到着し、休憩所へ向かう。
足が疲れるほど歩いてないので、足湯はまたの機会にしよう。
土産物を買い求め、バスへ向かった。
冷えたビールで喉を潤した。
『はいっ、今日はお疲れさまでしたっ!』
台風4号の影響で、残念ながら入笠山からの360℃の大パノラマを望むことはできなかった。
その分、あまり花には感心のない自分だが、スズランを始め、いろんな花を楽しむことができた。
中でも最後に希少種の”釜無ホテイアツモリソウ”を見ることができたのは、幸運だったということだろう。
常南交通社によると来年も別の季節にこの企画が検討されるそうなので、
次は八ヶ岳・中央アルプスの眺望を期待したいものである。
”ウマさんの気ままなバスハイキングの目次”に戻る。
常南トラベル(株)が主催する日帰りバスの旅「入笠山ハイキング」に参加した。
所属する「健康ウォーキング同好会」からは、会長以下有志の6名が参加した。
6時20分、常南交通本社(谷田部)から大型バスに乗り込む。
この日の参加者は30名とやや少ない。
台風4号の接近が報じられている状況では仕方のないところだろう。
バスに乗り込むと直ぐに朝食の弁当が配られた。
ハムと焼きそばが半分づつ入っているホットドッグのようなパンだ。
6月6日の八方ゲ原のときと同じである。
朝食にはおにぎりの方が良い、と自分は思う。同じ意見の人が多かった。
時間を間違えて15分遅れで到着した最後の一人を乗せ、6時40分バスは出発した。
首都高「八潮南IC」を過ぎると、慢性的な渋滞が始まった。
1日も早い「圏央道」の完成を望むばかりである。
添乗員から手作りのハイキングコース図が配られた。
入笠山はすずらんの群生地として有名とのことで、現在八分咲き程度とのこと。
また、山頂からは八ヶ岳・中央アルプス・北アルプスなど360度の大パノラマが素晴らしい、
とのことだが・・・天気が気になる。
果たして山頂からの眺望は望めるのだろうか?
首都高を8時ちょうどに抜け、バスは中央道を快適に走る。
談合坂SAで軽い休憩を摂り・・・
10時20分、入笠山ゴンドラ山麓駅駐車場に到着した。
予報では午後から雨ということだったが、既に雨は降り出していた。
にも関わらず、次々に大型バスがやってくる。
”すずらん”の名所とあって、人気のほどが伺える。
休憩所でめいめい思い思いの雨具に着替えて・・・
ゴンドラ山麓駅へ向かう。
レインコートの色がなかなか華やかだ。
ゴンドラ山麓駅前に足湯があった。
入浴料は、100円とのこと。
ハイキングで疲れた時には効果があるだろう。
ゴンドラ乗り場手前の休憩所で雨宿りを兼ねて準備体操だ。
ゴンドラ乗り場に向かう。
霧の中へゴンドラが突然消えて行き、霧の中からゴンドラが突然現れる。
「ゴンドラすずらん」の山麓駅に到着。
ゴンドラは6人乗りである。
標高差750mを約10分かけて登る。
山頂駅まで10分余りの空中散歩だったが、あいにくの天気で外は何も見えなかった。
山頂駅周辺は霧が深く数十m先は見えない状態だ。
各自地図を頼りに散策を楽しむことなっていたが、霧で道に迷ったりする心配もあるということから、
添乗員を先頭に全員一緒に行動することになった。
ここは、素直に添乗員に従うほかない。
11時ちょうど、出発だ。
ハイキングコース入口
霧に包まれた幻想的な景色の中を進む。
ハイキングコースの一部は、鹿の被害から守るため柵で囲まれている。
入笠湿原の木道を進む。
直ぐ近くに我々一行以外の人の声が聞こえるが、姿は全く見えない。
何か不思議な感じがする。
下山する団体とすれ違う。
この人達の声が湿原に響いていたのだろうか?
『こんにちわ~』
いったん柵の外へ出て、入笠山山麓のお花畑へ向かう。
お花畑への専用路を進む。
途中の道端に”クリンソウ”(九輪草)が咲いていた。
花の姿が仏塔の屋根にある”九輪”に似ていることから、その名が付けられた、とのこと。
日本に自生するサクラソウ科の植物のなかでは最も大型だそうだ。
この白い花も”クリンソウ”だろうか?
赤い”クリンソウ”の近くに咲いていたし、どことなく”クリンソウ”に似ている。
”白花のヘビイチゴ”
”ヘビイチゴ”は黄色い花を咲かせるが、これは白い花が特徴だ。
お花畑へ入ると”すずらん”の標識が・・・
最初は小さくてよく分からなかったが、よく見ると、可愛い”すずらん”があちこちに咲いていた。
白色の壺上の花を外側に咲かすことから、”君影草”とも呼ばれるそうだ。
”ズミ”の花。
小梨(コナシ)とも云うそうだ。
当初はお花畑を経由して360℃のパノラマが望める入笠山山頂を目指すコースが案内されていたが、
この天気では恐らく何も見えないだろう、とのことで、入笠山山頂は諦め、山彦荘まで引き返した。
山彦荘前のテントで雨宿りをしながら、小休止。
山彦荘前には”入笠山登頂証明”の記念スタンプが置いてあった。
多少気が引けるが、せっかくだから、記念スタンプを押していくことに。
再び入笠湿原を進む。
湿原は相変わらず深い霧に包まれたままである。
ゆっくりと撮影などしていたりすると、先頭を見失ってしまいかねない。
黄色い花の”ウマノアシガタ”
別名キンポウゲ(金鳳花)と呼ばれる。有毒だそうだ。
雨の中、すずらん群生地を進む。
すずらんが群生している。
その数100万本と謳われている。
”すずらん”
入笠湿原を抜けて霧に包まれた林の中を進むと・・・
突然、電波塔が現れた。
12時12分、ゴンドラ山頂駅に到着。
山頂駅の広いヒュッテで昼食に。
ちょうど先客の小学生の一団が終わって出て行くところだった。
この広さなら、優に200人は座れるだろう。
雨の中、どこで弁当にしようか悩んでいたが、これで一安心だ。
この日の弁当は、”峠の釜めし”で有名な「おぎのや」の製造である。
4種類のおにぎりと、おかずが別に盛られており、味・ボリュームには満足。
デザートにオレンジ、サクランボ、豆大福も付いていて、美味しかった。
昼食後、バス集合まで1時間半ほどあったので、ヒュッテ近くの「入笠すずらん公園」を散策することにした。
ここからは一行とは別行動である。
雨が次第に強くなってきた。
台風4号が接近している証拠だ。
”ドイツすずらん”
こちらは自生ではなく、栽培されている。
その数約20万株と云うから凄い。
”日本すずらん”よりやや花が大きくその数が多いのが特徴か。
ところどころに”山つつじ”を見かけた。
八方が原のように数は多くなく、木も小さい。
”レンゲツツジ”は蕾の状態である。
この分からすると、あと1週間ほどで見頃を迎えそうだ。
”釜無ホテイアツモリソウ”
蘭の一種で、入笠すずらん公園に実験的に移植されて育てられているとのこと。
”釜無布袋敦盛草”を見ることが出来て、雨の中入笠山に来たことが少しばかり救われた感じがした。
添乗員もホッとしているのではないだろうか?
まだ少し時間はあったが、これ以上景色を楽しむことも叶わず、幾分気温も下がって来たので下山することにした。
ゴンドラに乗り・・・
山麓駅に到着し、休憩所へ向かう。
足が疲れるほど歩いてないので、足湯はまたの機会にしよう。
土産物を買い求め、バスへ向かった。
冷えたビールで喉を潤した。
『はいっ、今日はお疲れさまでしたっ!』
台風4号の影響で、残念ながら入笠山からの360℃の大パノラマを望むことはできなかった。
その分、あまり花には感心のない自分だが、スズランを始め、いろんな花を楽しむことができた。
中でも最後に希少種の”釜無ホテイアツモリソウ”を見ることができたのは、幸運だったということだろう。
常南交通社によると来年も別の季節にこの企画が検討されるそうなので、
次は八ヶ岳・中央アルプスの眺望を期待したいものである。
”ウマさんの気ままなバスハイキングの目次”に戻る。