宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2017/05/19
田町で呑むことはあんまりないのですが、せっかく田町に勤務場所が変わったので、鹿島屋さんにはもっと行かねばと思いつつも、どうも仕事上がりは早く電車に乗りたいと思う傾向にあり、足が向くことがなかったのです。この日は残業を終えて20時過ぎに職場を出て、何となく鹿島屋へ行ってみようという気持ちになりました。田町駅からさらに10分ほど歩いた路地にあります。



提灯に灯りがともり、元気に営業している様子が窺えます。引き戸を開けると、店主姉妹の横に若い男性が立っていらっしゃいました。なんと、店員さんが1名入ったようです。煮込みとビールをお願いし、一番手前のカウンターに腰掛けます。



お兄さんが元気にビールと煮込みを持ってきてくれました。煮込みはデフォルトでシロとフワを1本ずつなのですね。シロコロな感じのぷりぷりシロが絶品。フワもまさにフワフワ食感、味噌の味付けが独特で美味しいです。マグロもいっちゃおうかと注文すると、おねえさんがなにやら「マグロは・・・」とつぶやきながら厨房へ。ほどなく、お兄さんが「量が少なくてごめんなさい」とのことばと一緒にマグロを持ってきてくれました。



ひとりには十分な量、デフォルトがボリュームたっぷりなので、ちょうど良かったです。しばらくしてお兄さんが、「マグロが少なかったので、サービスです」と。



なんと、きんぴらを持ってきてくれました。マグロにしようかきんぴらにしようか、迷っていたのを見透かされたようにサービスしてくれたきんぴら、嬉しいですねえ。甘辛にしっかりと味付けられたきんぴら、一味をふりかけていただきます。これが結構ボリュームたっぷりで、格闘していたら最後のお客さんになってしまいました。大瓶2本を空けてごちそうさま。お会計の時に店主姉妹に「お孫さんですか?」と尋ねると、姉妹の長女さんのお孫さんとのこと。おふたりにとって姪孫、又甥にあたるということですね。頼もしい跡継ぎができて、心がほっこりしてお店をあとにしたのでした。
(つづく)

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