年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

今年の猛暑を乗り切るには梅干しで

2024年07月05日 | 宅老のグチ
7月2日の日経夕刊で物価高の日本で昨年比で下がっているのが梅干しという。その理由はここ二年豊作で日本国内の在庫が多く売れ行き不振だったため安いという。さらに今年の暖冬で国産梅の不作で秋からの価格改定で値上げが必至という。梅干が日本の低価格で中国のウメ生産農家が減り、さらに中国国内での健康食品としてのウメの価値が認められ、中国国内に出荷が進んでいて、日本向けは減っているという。そのうち中共は梅干しの禁輸と言うこともあるかもしれない。そうなれば日の丸弁当という言葉が贅沢品になるかもしれない。地球温暖化で寒さが必要な海苔の栽培の品質劣化が目立っている。今年の夏も高温となれば米作の品質劣化は避けられない。
梅干しにはクエン酸の効能が語れるが普通の調味され、減塩梅干しには本来のクエン酸の効能はないに近い。企業努力というか塩分敵視の時代に15%以下の塩分競争となり、腐敗させないために調味料の競争となった。
 ちなみに漬物の中で梅干しは保存料を使用できない。従って宣伝で保存料不使用とうたうことは梅干しで無いということを宣言している。同じく保存料を使えないのが浅漬で、アルコ―ルをすこし使って防腐効果を出している。このことに気が付いたのは、イスラム圏に空輸で浅漬を輸送する企画があって、裏面表示にアルコ―ルとあって、メ-カ-に確認した所、保存料が付けないので使っているという。同様な事例でオロナミンCという飲料にアルコ―ルという表示がある。保存料なのだろうか。良く奈良漬を食べていたという言い訳で飲酒検問で逃れようとするが奈良漬では基準値は超えない。でも顔が赤くなる人はある。
 注射を打つとき、アルコ―ル消毒をするが同様に漬物等の食品に発砲スチロ-ルのお皿を消毒する時アルコ―ルを噴霧して殺菌する。所が過剰にアルコ―ルを噴霧すると開封時にシンナーのような臭いがしてクレ-ムが来たことがある。しかし時間が経つと消えて、告発者を疑いの目で見ることもあった。そこで未開封の物を告発者と共に臭いを嗅いだこともある。その結果でやはりシンナ―臭となり、製造者に伝えた。後で報告が来て、安全のため過剰にアルコ―ル噴霧をしたという。これは韓国産輸入キムチで起きた事例である。韓国の人はキムチの冷蔵庫があって、冷蔵保存が常識で、日本人は朝鮮漬で慣れていて常温保存してしまう。日本の朝鮮漬は分類上は醤油漬の時代があって、保存料が使用できた時代があった。ずいぶん昔の時代で50年も前の話である。
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