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 年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

夏目漱石と福神漬

2009年02月16日 | 福神漬
夏目漱石と福神漬
夏目漱石の新聞小説『三四郎』(明治41年東京朝日新聞)には福神漬の缶詰の話が出てくるがどんな形の缶であったがいまだにわからない。最近の記事によると漱石がイギリスに留学するために準備するものの中に梅干・福神漬があった。明治35年(1900年)の話である。

  それにしても漱石がいつ福神漬を知ったのだろうか。根岸短歌会の人達とは福神漬は関係ないと思っていたが漱石が根岸短歌会の人達から福神漬を知った可能性もある。
 正岡子規が根岸に住居を移したのは陸羯南(大新聞・日本新聞)が根岸に住んでいたからである。根岸党の文化人の交友で酒のつまみに福神漬が入っていた。
『露伴と遊び』
 旧い江戸懐旧趣味の遊びをする人達と新しい俳句短歌を目指す人達がほぼ同時期に根岸に集まったが交流もあったのだろうか。

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