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 年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

彰義隊始末 子母沢寛著から

2009年02月07日 | 福神漬
彰義隊始末 子母沢寛著から
幕末物が多い作家子母沢寛は彰義隊・上野戦争に参加した親族の影響をうけて明治の時から聞き書きをしていた。
彰義隊の文献は勝者の立場の引用が少なく、敗者の人達の聞き書きが多いと感じるのは東京に住んでいるからでしょうか。特に下谷の人にとっては生活基盤が大変化したことで明治20年代になって自由に話せるようになっても密かに親族のみに上野戦争の無念さを伝えた例もありました。

福神漬もそのような地域から生まれ育ったのでした。中身は上野不忍池の周辺で取れた野菜を漬けた物が入っています・明治10年頃は上野はまだ僻地に近かったので地域振興・旧幕臣の仕事確保という面があったかもしれません。まだこのような資料が見つかっていませんが石井研堂の明治事物起源のなかで缶詰の始まりが気になります。
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