前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

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国交省中部地方整備局視察

2008年09月04日 | Weblog
 民主党道路問題対策本部で国土交通省中部地方整備局および道路事務所を視察しました。視察団は、川内衆議院議員、川崎参議院議員、私と川内議員秘書の4名でした。これまで道路本部では手分けして全国の整備局を視察し、道路特定財源を中心とした税金の無駄遣い、不適切使用の実態を調査しています。今回の視察は、6番目の視察です。
 今回の調査で公用車運行実態、公共調達、タクシーチケットの使用状況等を調査しました。競争入札にも関わらず一社しか指名されず、落札率が100%のものが散見され、また印刷物の入札において小額随意契約が多数見受けられました。印刷物の場合、本来は100万円以上は競争入札にすべきところを建造物と同じとみなし250万円までは競争入札をしておらず、また競争入札を避けるために249万9千円に予定価格を設定していり、あるいは小口に分散していたり、様々な疑義ある取引が見つかりました。今後は、道路対策本部を中心にチームで持ち帰った段ボール箱一杯の資料の内容を精査して行きたいと思います。
 ここ数日新聞、テレビ等は自民党総裁選の行方を大々的に報道しております。福田首相退陣とともに、道路財源の一般財源化するという約束は急速に風化しつつあります。国土交通省の道路関係予算の概算要求が今年の予算の20%増しということを見ても、何にも変わらない、何にも変えようとしない政府与党の姿勢には呆れるばかりです。総裁候補が入り乱れて、小泉劇場ならぬ新作の「茶番劇」が行われようとしています。茶番劇解散総選挙で、10年間59兆円の道路予算という既得権を握っている利益関係者を喜ばせる結果にならないように全力を挙げて戦って行きたいと思います。