郵政民営化法の本質

　本日郵政民営化法案が、衆議院で賛成２３３、反対２２８の僅差で採決されました。与党自民党で５１人も大量造反を出したことは、小泉政権の末期的状況と自民党の混迷の結果です。
　いよいよこの法案は、参議院に来ます。本日民主党の総務、財金、内閣各部門合同の勉強会を行いました。小泉郵政民営化法案で、果たして特殊法人や財投の問題にメスを入れることができるか甚だ疑問です。自民党により修正された同法案により、郵貯簡保は、民営化・拡大路線になり、上述の問題解決を一層難しくする恐れがあります。羊頭狗肉と言われる小泉構造改革の本質が、道路公団民営化問題に続き、ここにも見えてきた気がします。

アンコール小児病院

　神戸市で国連主催の国際エイズ学会が行われております。この学会に参加するために来日した二人のカンボジア人医師と会う機会がありました。彼等は、小児伝染病やエイズ、地雷の被害等に苦しむカンボジアの子供達のために設立された「アンコール小児病院」の医師です。この病院は、日米を中心に３０００人を越す個人献金を基に９９年に開業し、現在も献金等により運営されているとのことです。「Friends without a border」が、この病院の運営を行っいるとのことです。関係者の皆様の社会貢献に敬意を表するとともに、医療を通じた国際協調活動に賛同いたします。　

カー・アイランド・九州

　東九州自動車道早期整備の総決起大会が、大分県中津市で開かれました。大分、福岡両県の県知事、県議会議長、国会議員、県会議員などが参加しました。北九州市から中津市にかけた九州の東海岸線は、日産、トヨタ、ダイハツなどの自動車産業が進出して、愛知県に続く自動車産業の一大集積地になりつつあります。今年の北部九州での自動車生産台数が１００万台を超えるとのことです。首都圏と地方の二極化で混迷する九州経済にとり、明るい話題の一つです。
　このような民間経済の勢いを維持、拡大するために高速道路などの基盤整備を行い、地元の雇用を拡大することは重要な国・地方の政治的な課題です。東九州自動車道「椎田～宇佐間」早期整備を期待します。