前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

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決算委員会質問

2010年04月05日 | Weblog
 13時より参議院決算委員会が行なわれ、冒頭55分間質問を行ないました。原口総務大臣に対して、地域主権戦略会議での一括交付金に対する議論、消防庁の第一次補正予算の執行状況、消防協会の運営上の問題点等を質問しました。
 特に消防庁の平成21年度補正予算に盛り込まれた高度救命措置シミュレーター803体の不適切な入札を指摘しました。仕様書作成段階で、特定のメーカーの製品しか応札できないような仕様書にしておき、実際の入札時にはそのメーカーの代理店二社が入札して一般競争入札の形態をとっていました。落札率は、99.3%であり、かつ一体当たりの製品価格も札幌消防署の同種製品の入札より3割以上高い価格となっていました。通常803体と大量に調達する場合には小額調達より割引するのが普通です。ところが反対に3割以上高い単価で調達した結果、803体で3億円以上高い物品の購入になっておりました。官製談合の疑義さえある調達です。
 今回の補正予算は、政権交代前に無理やり予算を執行し、民主党政権が事態を把握した時には、既に契約書が交わされて取り消しが困難な状況になっていました。非常に憤りを感じる公共調達案件でした。政権交代により、公共調達を巡る様々な不正が明らかになっておりますが、もう少し早く政権交代がなされていれば防げていた税金の無駄遣いも多々あることも事実です。