ペニンシュラホテル東京で、Institutional Investor’s Japan Investment Forumにパネリストとして参加しました。これは、アジアの年金基金の運用担当者向けのフォーラムです。吉野直行慶應義塾大学経済学部教授、井口直樹国民年金基金連合会常務理事、小口俊朗ガバナンス・フォー・オーナーズ・ジャパン代表取締役と私の4人で、金融の規制環境の変化、年金における時価会計適用、日本企業のコーポレート・ガバナンスのあり方等をパネリストとして議論しました。それぞれの分野で活躍する専門家に交じって、非常にいい刺激になりました。
昨年のリーマンショック後世界的に金融のあり方が大きく変化しております。欧米では、サブプライム問題の反省と新しい枠組みの構築が議論されております。危機的なことは、その新しい枠組み構築の議論に日本の影響力がほとんどないということです。金融庁や財務省と話していても、ほとんど関心や熱意、また具体的戦略が感じられません。BIS規制に苦渋をなめた経験が全く生かされておらず、少しでも日本に有利な国際ルール作ろうという発想が金融庁にないとすれば不幸なことです。
今丁度金融商品取引法改正法の審議を参議院財政金融委員会で行っておりますので、このような問題意識を金融庁に投げかけたいと思います。
昨年のリーマンショック後世界的に金融のあり方が大きく変化しております。欧米では、サブプライム問題の反省と新しい枠組みの構築が議論されております。危機的なことは、その新しい枠組み構築の議論に日本の影響力がほとんどないということです。金融庁や財務省と話していても、ほとんど関心や熱意、また具体的戦略が感じられません。BIS規制に苦渋をなめた経験が全く生かされておらず、少しでも日本に有利な国際ルール作ろうという発想が金融庁にないとすれば不幸なことです。
今丁度金融商品取引法改正法の審議を参議院財政金融委員会で行っておりますので、このような問題意識を金融庁に投げかけたいと思います。