「ギャラリーMizu」での追悼個展

個展が同時期開催なのですが、明日から31日まで、旭川市西神楽町の「 ギャラリーMizu」企画の個展をします。

　　　

　　　

　　　

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3年も前からギャラリーMizu企画の個展の話がオーナーからありました。
都合が付かずに保留でしたが、やっと応えることができたのは、昨年のことでオーナーは大変喜んでくれたのです。

ですが、今日の作品展示作業には、「ギャラリーMizu」のオナーの稲垣瑞子（イナガキミズコ）さんの姿はありません。

企画展を期待して気を遣っておられたこともあり、オーナーの期待に応えようと、出品作の選定についての意見を伺えないのはとても残念でした。

実は、「ギャラリーMizu」のオナーの稲垣瑞子さんが急逝されてから1か月も経っていないのです。

生前から、この「ギャラリーMizu」のオナーが,自宅に設けたギャラリーを、郷土の作家に開放して自費で企画展を開き、地域の美術文化に貢献されました。

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旭川南高校から旭川空港方面へ約2.4kmの丘陵に在る、洒落たたたずまいの本格的なギャラリーが、念願かなって設立した「ギャラリーMizu」です。

オーナーの人柄を慕って訪れる美術愛好者は多く、美術談義も弾むコーヒーの香り豊かな空間は、出品者や鑑賞者に親しまれておりました。

予定を公表している企画展は、出来る限り予定とおり開催出来るようご主人が、故人の意志を引き継いで快くギャラリーの運営に携わっておられます。

画廊主が現れない空虚な感じのしない素敵なギャラリーのまま、 従前と変わりなく、ずーとこんなアートな空間が永く続くといいなーと思っています。

でも、悲しみの直後でもあり、楽しみにしていた作品を見てもらえない無念の寂しさは、哀悼の気持ちと共に消え去ってはいないのです。

追悼の念を込めた展覧会でもあり、今回の個展が盛会裏に成功できることを願ています。