Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

続-大雪山系山岳遭難

2009-07-19 23:19:39 | インポート
今夏の長雨は初めてで、 うっとうしく気が晴れない上に、あまりにも悲しい山岳遭難の事件が、気になってしかたがありません。

今日も引き続き、大雪山系山岳遭難のその後の報道に注目しました。

美瑛岳ツアーとトムラウシ山単独遭難を省き「トムラウシ山ツアー」のみにしぼっての報道ですが、ツアー会社の業務上過失致死容疑の件が焦点の報道が殆どです。

旭岳ー白雲岳ートムラウシ山コースよりも、望岳台から十勝岳本峰経由の美瑛岳登山コースは難易度は低く、同様の企画会社の応募ツアーです。

美瑛岳登山コース3人の登山客に3人のガイド付きでも不幸な事故になるわけですから、より多くの登山者が多いはずなので知りたい情報なのに、その美瑛岳コースの事故情報は極端に不足なのです。

いずれも落石・滑落・雪崩・コース外れとか迷ったために下山出来ない遭難ではなく、状況判断と装備不足の別件事故だと思われます。

今のところ中途半端な経過報道なので、同時期の類似した遭難のケースの情報をつなぎ合わせて情報を収集するしかありません。

あちこちと新聞やネット検索などで情報を読みあさり、トムラウシ単独遭難以外の二つのケースの状況が少しづつ明らかになってはきました。

トムラウシ山ツアー客15名は、ひさご沼で待機していたガイド1名がいたので、ガイド3名ではなく4名らしいのです。
過去に、同じツアー会社のガイドが、ひさご沼の小屋で登山客を受け入れる準備をして待機するのを見た、というブログによればあり得ることです。

山岳登山ツアー会社のガイドは、近代の最新通信機器を駆使して、コース通過ポイントでの行動や異常の有無を、会社又はふもとの連絡所などに連絡や報告する手段をとらないのですね。

異常の有無の連絡先を確保するのは、当然だと思うのですが・・・ 、通信・連絡手段について、ガイド認定講習会の講座内容にはないようなので推察できます。

ふところの深い山岳地帯では交信不可能な携帯電話に頼るだけではダメですよ。

過去に夏山登山で、トムラウシ山方面のコースの途中で幕営したことがありますが、日が昇る前の水たまりに氷が張っていたことがあります。

好天であれば、ふもとと同様に半袖で十分の気候ですから、快適な山行きですが、荒天ともなれば一転して気温がグンと下がります。

高校時代から何度行っても、絶景の見られる穏やかな気温の登山はまれだったし、それが普通だと心得て十分な防寒対策で入山してたので、低体温症による悲惨な事故だなんて,まったく信じ難いことです。

詳しく調べて考察しているブログ( 中高年の皆さん!の軽登山ブーム ・大量遭難 )を読んで、共感することがあります。

これらのブログに寄せたコメントで、多様な考えのあることもわかりました。

今度の事故を無駄にしてはなりません。