近頃は里から山を眺めるようになってしまい、毎年旭岳温泉からロープウエイで姿見の池駅まで行き、旭岳姿見の池周辺を巡って、高山植物を観察しながら、山の空気を吸ってくる程度です。
ここでの晴天時には、タウンウエアーの観光客や軽い登山姿の他に、登山姿の中高年にも多く出会います。
それらしい登山姿を見る度に、登山の服装が変化して立派?になったことに気がつきます。
見えないのは、登山者の心構えです。
手元には旧版の小冊子「登山ガイド」(旭川山岳会編集/道北地方山岳遭難防止対策協議会発行・昭和52年版)があります。
裏表紙の「山岳2題」に、登山で入山する時の心得が凝縮され、いいあてていると思います。
1 危険な関係
山岳の危険、それは登山者によってつくり出される山との関係です。山には静と動の面があることはご承知のとうりです。山岳気象の激しい変化により静かな山岳がきわめて短時間のうちに荒れ狂う動のの山岳に変わります。
過去の大きな遭難は多かれ少なかれ必ずこのことに因をなしています。凡ゆる事態を予想して登山計画~さてあなたの計画は。
2 山岳への愛情
登ろうとする山岳の具体的条件を詳しく調査し、適切な計画と慎重な行動により事故を起こさないことがその山を愛することになります。したがって山に危険があるときは、素直にその危険をうけとり、これをおそれることが必要です。むやみな強がり、装備、技術の過信はいけません。真の山を愛する登山者はまた真に山をおそれる登山者でもあります。」
同じく2008年版(道北地方山岳遭難防止対策協議会編集)には、これが省かれていますが、旧版同じに個人が心得なければならない安全登山の心得・楽しく登山をするためになど、注意事項の端的な記載があります。
登山者が入山する前に心得ておくべき事項を、何処で誰から、どんな方法で得るのか、又は伝えるか。そして受け入れるのか。
単独行でも団体でも、ツアーでも、このプロセスを省かないことが大切なことだと、今回の三つの遭難事故の報道を見聞く度に思うのです。
大雪山の山々は、夏山シーズン真ただ中で賑わっていることと思いますが、楽しい思い出いっぱいで下山してください。
2008年版「山岳ガイド」
ここでの晴天時には、タウンウエアーの観光客や軽い登山姿の他に、登山姿の中高年にも多く出会います。
それらしい登山姿を見る度に、登山の服装が変化して立派?になったことに気がつきます。
見えないのは、登山者の心構えです。
手元には旧版の小冊子「登山ガイド」(旭川山岳会編集/道北地方山岳遭難防止対策協議会発行・昭和52年版)があります。
裏表紙の「山岳2題」に、登山で入山する時の心得が凝縮され、いいあてていると思います。
1 危険な関係
山岳の危険、それは登山者によってつくり出される山との関係です。山には静と動の面があることはご承知のとうりです。山岳気象の激しい変化により静かな山岳がきわめて短時間のうちに荒れ狂う動のの山岳に変わります。
過去の大きな遭難は多かれ少なかれ必ずこのことに因をなしています。凡ゆる事態を予想して登山計画~さてあなたの計画は。
2 山岳への愛情
登ろうとする山岳の具体的条件を詳しく調査し、適切な計画と慎重な行動により事故を起こさないことがその山を愛することになります。したがって山に危険があるときは、素直にその危険をうけとり、これをおそれることが必要です。むやみな強がり、装備、技術の過信はいけません。真の山を愛する登山者はまた真に山をおそれる登山者でもあります。」
同じく2008年版(道北地方山岳遭難防止対策協議会編集)には、これが省かれていますが、旧版同じに個人が心得なければならない安全登山の心得・楽しく登山をするためになど、注意事項の端的な記載があります。
登山者が入山する前に心得ておくべき事項を、何処で誰から、どんな方法で得るのか、又は伝えるか。そして受け入れるのか。
単独行でも団体でも、ツアーでも、このプロセスを省かないことが大切なことだと、今回の三つの遭難事故の報道を見聞く度に思うのです。
大雪山の山々は、夏山シーズン真ただ中で賑わっていることと思いますが、楽しい思い出いっぱいで下山してください。
2008年版「山岳ガイド」