山形の森 保守醒論

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「山形の森」が、ズル菅首相の辞任政局報道を読み解く。

2011-08-12 22:00:39 | Weblog
官邸籠城の市民ゲリラ投降(菅首相の辞任)の政局報道がなされている。
ズル菅発揮の言動から、幕が降りるまでは信用できないとの疑心暗鬼は残されているが、「山形の森」が辞任政局報道を読み解いてみる。
8.6広島での原爆平和式典に出席した、翌8.7の菅首相動静(8.8掲載)では、「(8.7)午前・公邸で過ごす。午後3~4.30福山官房副長官」のみとある。
(8.6)ルーピー鳩による早期退陣を求める閣僚一斉辞任での揺さぶり発言も辞任政局進展のひとつであろうが、この表報道に出てこない菅首相と周辺関係者との会談(マスコミ関係者との密談)などがあったようである。
ここで国会運営の厳しい情勢を重ねて聞き取り、(6.2党議員総会での発言)再生エネルギー特別措置法案を含む退陣条件の3法案処理を自らの花道と観念したようだ。
8.9与野党協議で特例公債法案の成立合意を得て、月内退陣の条件整備がなされる。
(8.9)長崎での平和式典を終えた菅首相は帰京後の午後7時頃から、岡田幹事長と会談(辞任意向と党代表選手続き)、直後に寺田学(元補佐官)との面談がなされている。
寺田は翌8日、谷垣自民党総裁の側近になる遠藤利明副幹事長(谷垣派)に菅首相の心意を伝えるなど、それぞれ(民主党)のカウンターパートを通じて自民党執行部への法案成立の妥協工作がなされたものであろう。
このブログ子の推論は今朝(8.12)の、山形市長選挙に出馬決意の佐藤孝弘・推薦支援への当該自民党支部会合での、遠藤利明代議士の示唆した挨拶での発言からの類推である。
早朝集会とて取材記者陣は揃っていた。
永田町から遠く離れた山形での地方政治面でのわずかな発言から、中央政局の一面を「読み解き」本社政治部へ発言メモとして送った(在山形支局)若手記者がいたものだろうか。
「本社勤務になりました。政治部・社会部、霞ヶ関、官邸、平河・・・」、と転勤したいまでも連絡しあう記者達がいる。
タイムラグはあるが、永田町界隈(ど真中)に居る時よりも全体像がよく見えてくるから不思議である。
PCを買い求めて10年以上積み上げた(千数百枚の)メモ書きから点と点が線で結ばれることに、いまになって「えッ!」と見えてくるものがある。
今日では通信機器の発達でリアルタイムでいく世の中であるが、パソコンもない時代、TVニュースを見る間もなく動き廻っていると、面対したものには(極秘も含め)他の誰よりも真相を見聞するものであるが、逆にわずかな壁ひとつ越えたすぐ隣の政情にさえ気付かずに、「へえ、昨日、そんなことがあったんだ。」などと、翌日の新聞を見て初めて知ることがよくあったものだ。
日々揺れ動く政局は株式市況などと同じで、真贋を見極めるためにも、常にフレキシブルな(寄って引いての)ズーミング視線を持って日常的に駆使せねばと振り返って自問している。
コメント
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