山形の森 保守醒論

山形から発信する内外の時評ブログ!

鳩山由紀夫の「楽しむ外交」は、「友愛ままごと(鳩ゴッコ)」でしかない。

2009-10-12 22:18:11 | Weblog
10.9、鳩山首相が日中韓首脳会談に出発する際、記者の「総理、(首脳会談に臨む)一言を!」の問いに、「楽しんできます」と答えた。1996.7のアトランタオリンピックに向かう、日本代表の期待を背負った水泳選手・千葉すずも「楽しんできま~す」との声を発して出立した。結果は大惨敗で水泳競技全体に及ぶ国民の期待ははずれた。戦後のテレビインタビューでの「オリンピックは楽しむつもりで出た」との千葉発言はさらに論議を呼んだ。この時、ブログ子は1936.8のベルリンオリンピックに出場した前畑秀子の物語が思い浮かんだ。(1932.前ロサンゼルス大会で銀メダルの)前畑は、「(この大会で)絶対に金メダルを取る。取れなかったら生きて日本に帰らない」との悲壮な決意を持って臨んだとされる。念願の優勝シーンはNHK河西アナウンサーの「前畑ガンバレ」の連呼放送で日本国民を歓喜させた。もちろん、時代環境も違い一律に述べるつもりもないが、少なくとも(国費を以って参加する選抜選手)国家の代表たる認識があれば、「全力で・・・、悔いのないように・・・とか、国民の代表として・・・」などの言葉が、出てくるものではないか。およそ「楽しんできます」などの発言を聞くと、これも(赤化)戦後教育の「マルクス主義思想」が蔓延した結果だな、と思い及ぶ。鳩山由紀夫には、日本国の首相になった重要性(重任)が解っていないのだろう。「外交は武器を使わない戦争、戦争は武器を使う外交」と言われ、現実の国際外交では双方国益を背に抱えながらの常に表裏一体の緊張関係にある。鳩山の祖父一郎は、1955.1.10の首相会見で「私の内閣では中ソとの国交回復と憲法改正に取組みたい」と述べた。ともに、(反吉田勢力として)吉田内閣で果たせなかった政治案件を掲げたものだ。しかし、中ソとの国交回復宣言は反吉田・容共勢力に担がれた感があり、鳩山一郎にとっては病状と政治家終焉の中途半端な時限的妥協外交であったと思われる。(1956.10)日ソ国交回復宣言は、一郎首相による(占領)憲法改正が先に出来ていたなら、米国からの自立をもたらし、ソ連との外交交渉でも対等に近づけた結果が期待できたのではないかと考えられる。病状を抱えた鳩山一郎には、占領憲法の改正が出来なかった後悔の思いがあったものと推察する。孫の由紀夫首相には、重任がまったく感じ取れなく「楽しむ外交」は、「友愛ままごと(鳩ゴッコ)」でしかない。鳩山首相・岡田外相の坊ちゃん二世に、普通の政治家資質さえ感じ取れない。前原国交相は未熟で稚拙。マルクス汚染の反日大臣へのダメ押し批判は言うに及ばず、改革漸進を怠り安楽し過ぎた自民党の野党転落責任はさらに重い。(親子)家族崩壊を招来する社会主義推進政策「子ども手当・高校無償化」の3兆円捻出に盲進する民主党議員に、鉄槌を下す人神はいないものかと眠れない夜を過ごすばかりなり。由紀夫首相に祖父一郎の「友愛精神」が、深く刻み込まれているのなら、一郎首相が成し得なかったもうひとつの「占領憲法の改正」の思いは何処にいってしまったのか?。保守思想を忘れた「鳩ポッポ」に問いたい。
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遠藤利明の政治資金、「たたき上げ」ならぬ、“政資・巻き上げ”の実態。

2009-10-12 17:40:08 | Weblog
政治資金規正法に基づき、政治家の政治資金収支報告書の(前年度分1~12月)内容が毎年10月初めに公表される。
先頃の(2008年度)報道で本県選挙区の衆議院・遠藤利明の政治資金報告・関係団体総額で、7百余名の現職国会議員中で堂々の17位(約1億7千万円)にランクされた。
景気後退、企業倒産(リストラ失職)が日々溢れる経済事情のなかで、大物重鎮議員なみの集金力である。
閣僚未経験議員で遠藤より上位にいるのは、業界紙発行経営の実業家を父に持つ民主党・松木謙公と故竹下元首相の後継となった実弟竹下亘のふたりしかいない。
それだけに政治的世襲議員と一線を画す、裸一本の「たたき上げ」代議士を宣言する遠利の多額な政治資金には、興味を注がれるものだ。
丁度、4年前の今頃になる。
某政党の県連幹部から、「これ見て、どう思う」と示されたのが、遠利議員の収支報告書(関連団体総額で2億円余が公表されていた)であった。
そのときにもある程度の(献金元傾向の)理解はあったのだが、このたびの公開を受け4年を経たいま、中3年と比較すると、その実状がはっきりと浮かび上がってきた。
遠利は(斎藤弘候補支援の)山形県知事選に乗じて、自らの政治団体で政治資金を集めていたものとの結論である。
特に選挙区外の建設関連業者が多く目につくのは、(斎藤知事再選ならずで)公共事業削減と自民党の野党転落によって、(遠利に)期待した見返りが外れた訳で業界関係者からは、「やらず、ボッタクリに等しい」と嘆く顔が浮かぶようである。
ブログ子の経験上からの推量ではあるが、現在の経済状況から閣僚経験豊富な与党実力者でやっと1億超(加藤紘一で1億4千万ほど)、閣僚未経験議員では、とてもままならず政治活動に四苦八苦が現状であろう。
遠利が国政に名乗り挙げた時は、(中選挙区制で)竹下派経世会の支援を受けて出馬に向け活動していた。
(1993.6.18、宮沢内閣不信任可決で解散)6.30に、自民党離党届、同日に日本新党に推薦申請し、推薦決定の離れ技をやってのけた。
落選中の6年前(2003.9)には、(何にでもなれればと)吉村市長死去後の山形市長選に自ら意欲を示し、党支部内を混乱させ自民勢力復活の芽を摘む結果となった。
小泉郵政解散総選挙で当選後の、公共事業の口利き利権に精出す議員活動には、経世会前身の(田中派)角栄仕込みの傲慢小沢一郎と変わりないようだ。
政治権力に政治資金は付きものであるが、政治力に応じて善意の浄財は「集まる」ものであって「集める」ものであっては如何なものか?、が国民の素朴な思いではないか。
それも他人の選挙に乗じて「資金集め」に走るとは、“盗人猛々しい”との厳しい声さえ聞かれよう。
山形広域ゴミ処理施設建設事業(上山市柏木)で、反対運動も活発化している。
受益者の純粋な環境保全活動と見たいが、ウラでイト引く賛否双方の利権政治賊団の「関係業者担ぎ(HとS)」の思惑が見え隠れしている。
知らぬは、政治視点を単眼視する清き民なり。
遠藤利明の「たたき上げ」ならぬ、政治資金“?巻き上げ”の実態。
正直に収支報告をしていた結果(だろう)と評価する一定部分はあるが、政治行動を共にする(県市町)地方議員への活動費分配は如何に?。
まさかまさか己の蓄財ではあるまいに・・・。
政治権力の印籠をかざす「古~い悪徳政治家?」、闇のウォッチャーが取材に走っている。
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