亀井静香金融・郵政担当相が、日本経団連の御手洗冨士夫会長と面談した際、「日本で家族間の殺人事件が増えたのは、(大企業が)日本型経営を捨てて人間を人間として扱わなくなったからだ」などと批判、「統計的にも増えている。(大企業の責任)発言は取り消さない」と吠えている。いつもの亀井の暴言だけと聞き流すわけにはいかない大きな問題が孕んでいる。「統計的にも増えている。」とのことだから増加傾向にあることは事実であろう。ブログ子はこういった風潮の根源こそ、日教組による戦後教育「マルクス・レーニン主義教育」の結実であり、日本の“脱家族(脱親子)”・社会主義化進行の現象ではなかろうかと憂慮するものである。他人に刃を向けることの否定は当然であるが、最も身近な血族間にまで凶悪犯罪が及んできていることこそ、家族関係が断ち切られる現在の社会全体で賄う(育てる)「社会主義化」(依存主義・寄生主義)が深く浸透していることを再認識させられる。鳩山民主党政権の「子ども手当、高校無償化」は、さらに促進させる“脱家族(脱親子)”社会主義政策(家族解体)に他ならない。1848年、マルクスの「共産主義宣言」発表は、自由を希求する資本主義に対する妖怪(悪魔)の出没と呼んだ。「平等」と言う名の妖怪は固有の人間性(個性・能力)を否定して、囲碁の碁石の如く同質の“無機な物体(モノ)”に似せて行く。日本発祥の将棋は歩から王将までそれぞれ固有の役割がある。社会主義者はそれを“差別”と呼ぶことだろうが、歩はト金に出世して大暴れできるルールでもある(努力は報われる)。授けられた天運のなかで利き術(長所)を以って人生を全うしてこそ、喜ぶべきことではないか。生きる人生であって、生かされる人生では本当の天命ではないような気がする。予てより、(ブログ子の勝手な)「社会主義施策は(魔)薬」論を感じている。誰しも病気になり、加齢とともに衰えてくる。その処方として薬は絶対必要であるが、できる限り自己治癒(自立)を模索すべきで、投薬(社会主義施策)に頼っていては免疫力は低下し、薬常用の体質(薬漬け)となり健常者としての復帰は望めなく、延命で死を待つだけのものとなる。こう言った自論から、社会主義施策は質・量とも、できるだけ限定的適正(無償でなく貸与など)に行われるべきものと考える。民主党が政権公約として、(前麻生内閣策定の)補正予算の執行停止で捻出しようとしている「子ども手当、高校無償化」支給施策は“脱家族(脱親子)”を促進させ、亀井が指摘する統計数値をさらに高めていくことになる。マルクスは社会主義優等生として自壊していく日本の現状を、天空の何処かから眺めながら、ほくそ笑んでいることだろう。それにしてもこの種の「(直接支給の)バラ撒き」施策には、自民党議員にもあまり批判の声が聞かれない。政治家全体にマクロな哲学が無いとしか思えない。国民にとっても、「いただけるものは有り難い」ていどの無責任な“権利要求体質”が浸透蔓延している。マルクス主義工作員による社会主義急進政権が、我が身(日本)をさらに蝕んでいることに気付くこともなく、日本の死期が足音を立てて近づいてくるようだ。
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