山形の森 保守醒論

山形から発信する内外の時評ブログ!

小沢政局は、民主脱党(新党)支度金と公的政党助成金を巡り、年末まで続く。

2007-11-05 21:11:35 | Weblog
傲慢小沢の身勝手政局は、民主脱党(新党)支度金と公的政党助成金を巡り、年末まで続くだろう。
政治家は、政局行動のアリバイ(理由)として「法案(政策)の賛否」を切っ掛けとする。
これまでの小沢の政治行動から推測される「政局シュミレーション」を考えてみる。
福田政権は国会を延長して、新テロ特措法案の成立を目指す。
党首会談で舵を切った小沢は、一新会・チルドレンを基数に、国会審議と併行して隠密に(参議院重視の新党結成の)多数派工作に走る。
延長後の会期末に採決となった際に、“自衛隊の海外派遣問題は国連決議による対応を前提(基本)とする”などと、玉虫色に折込んだ修正で「賛成に廻り」可決成立(民主党内は賛否で分裂)。
年内に賛成派を糾合して連立新党結成に結びつける。 公的政党助成金の受給要件は年末時点の議員数などを基準に金額が決まる。 「年末の駆け込み新党」が誕生する所以である。
小沢のことだから連立条件として、自民党に脱党員数(新党)に合せて高く売付け、参議院議員に一人当り1億円、衆議院議員には5千万ぐらいを要求、半分くらいは新党に入れ、残りを民主脱党支度金として脱党議員にそれぞれ渡す新党工作資金とする。
さらに自民党に対して、解散総選挙(09.9満了)は最大限遅らせ、その間に選挙区調整を行なう。
衆議院で調整困難な選挙区では、6年任期安泰の平成22年(10.7施行、04の選挙でも自民は民主に負けているので調整が容易)の参議院選挙も活用、などを求める。
(調整受容れで党が活動保証すれば)丁度、1年程度の選挙(後援会)活動で、晴れて国会議員に復帰できる。
新テロ特措法は(寄合い民主党の)脱党ネタとしては申し分なく、今後チャンスはいつ来るのか。 と、今こそ政局の邂逅と判断した。
連立内閣を通しながら、選挙区調整を進めて、09年に入って(政党助成金を受給して)から解党、自民合流となる。
そして、また合流直前に隠れた政治団体に党の残余資金を寄付「隠匿(プール)」して、自らは恋われて身一つで嫁いだ貞淑な妻の如く振る舞うのだろう。
解党・新党(離婚・再婚)を重ねるたびに政治資金(後家資産)を増やしていく吸血鬼のような小沢一郎である。
問われることは、国民が一時の突風に拠らず、しっかりと政治家を見極める眼力が、何より必要なことなのだがなァ・・・。
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「まさか」でなく「またか」、“オッ!挫割る”の一郎政局

2007-11-05 17:27:52 | Weblog
「まさか」でなく「またか」の一郎政局、「剛腕」ならぬ「傲慢」で“オッ!挫割る”の真骨頂発揮。
福田首相と小沢党首の「大連立会談」は、政界雀を歓舞させている。
そもそも二院制であることは、「衆参ねじれ政情」が十分想定されることにある。
が、55年体制下、労組天下り政党の社会党が、国対政治に安住して「ネズミを獲らない猫」の如く、国民政党として存在出来なかったことから、政党・メディアに国民有権者も「ねじれ国会」での対症療法(政策協議の間合い)を、素直に受容れられない感覚に陥って仕舞っている。
国民生活の向上と政官の信頼回復は、政党を問わず、総ての国民が望む国益である。
その意味において両党首会談は喜ばしいことではあるが、小沢のこれまでの言動には、政局最優先の姿勢があり、政策協議を越えて、一挙に「大連立政局会談」に及んだことへの驚きと不信感は大きい。
小沢の「連立申入れは、福田首相から」の言い分には、両人の人物評と背景を覗えば、すぐに解かることだ。
「独断専行」が罷り通る小沢民主と、総裁と言えど組織判断に独断は許されない福田自民の違いは国民の見るところである。小沢党首が、自ら率いる民主党について「政権担当能力がない」「次期衆院選は厳しい」と酷評したことは、仮にも客観的事情と考えても、発言には時と場所があるだろう。謙遜にも至らない。
天国の寅さんも、「イチロー。それを言っちゃあ、おしまいよ。」と嘆いていることだろう。  予てより、ブログ子は小沢一郎の人間性に疑問を抱いてきた。
「またか!」にすべてが凝縮されるが、政権交代可能な政党誕生を期待するとしても、この期に及んで、小沢党首慰留を役員決議せねばならぬとは、「政権担当能力不足の未熟政党」と民主党自体が認めたに他ならない。
「連立政局」の本音が、守屋前防衛次官問題の(小沢周辺に波及の)消化活動だったとしたら、重ねて国民を欺くものである。
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