雫石鉄也の
とつぜんブログ
最高の人生の見つけ方
監督 ロブ・ライナー
出演 ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン、ショーン・ヘイズ
ニコルソン、フリーマン、ともに1937年生まれ。今年で71歳になる。アメリカを代表するじいさん名優の共演。これは観なくてはいけない。で、観た。確かに二人のじいさんの映画だった。くせ者、ひねくれ者のニコルソンと、誠実、生真面目のフリーマン。二人の今までのキャラの通りの役柄で、見事にかみ合っていた。
エドワード(ニコルソン)は実業家で病院のオーナー。金はあるが家族に恵まれていない。カーター(フリーマン)は自動車整備工。金はないが家族に恵まれている。
二人は末期癌患者で余命半年。同じ病室の二人は友だちになる。二人は死ぬまでにやりたいことを、リストに書いて実行していく。
スカイダイビング
名車マスタングでレース。(うわっ、懐かし「ブリット」でスティーブ・マックィーンが乗ってた車や)
赤の他人に親切にする
荘厳な景色を見る
涙が出るほど笑う
世界一の美女にキスをする
などなど
二人は自家用ジェット機で世界中を巡りながら、リストの項目を一つずつ実行していく。なにせエドワードは大金持ち。そして旅から帰った二人はケンカ別れをする。それは、カーターが自分は持っているが、金では絶対手に入らないものを、エドワードに手に入れさせようとしたため。
エドワードはカーターの親切を受け入れ、それを手に入れて、二人はリストの項目すべてを実行して死ぬ。
もちろん「世界一の美女にキスをする」も実行した。どのようにしたかは、映画を見てのお楽しみ。そして映画は「荘厳な景色を見る」を実行しつつ終わる。
エドワードの秘書(ヘイズ)が実に面白い。わがまま横暴なボス、エドワードのむちゃ無理を実にうまいことさばきながら、平然とクールに職務を遂行する。
セリフがいい。台本にあるのか、ニコルソン、フリーマンの二人のアドリブか判らないが、笑わせられる。死にかけている病人が主人公の映画だが、明るく楽しい映画であった。
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )
« ねぎすじ焼き | 10月28日... » |
でもモーガン・フリーマン演じるカーターがあれほどのクイズマニアであるならば、死ぬ前に一度クイズ番組に出場したいと思うのが普通だと思うんですけどねぇ。。。
僕は新作は借りない主義でして(笑)。旧作扱いになったらじっくりと観ます。
「ショーシャンクの空」「ドライビング・ミスデイジー」「セブン」「ミリオン・ダラー・ベイビー」など、彼の代表作はたいてい見ました。特に「ショーシャンク」と「ドライビング」は見終わって泣けました。
追伸
巨人、日本シリーズ進出おめでとうございます。
原さん、WBCの監督だそうで、たいへんですね。
しかしモーガンの演技は何度観てもさすがですね、やっぱり。ティム・ロビンスの演技も久方ぶりに観ましたが、なかなかのもの。
自分自身がかんがみるストーリー性・演出が、月日を隔てて観てみて若干変わってしまったのかなぁ。もっと名作だと思っていたけれど・・・。
日本シリーズもこれからだというのに、とっても迷惑な話ですよ、ぷんぷん(怒)。
これは、時代が変わったのか、自分が変わったのか、両方変わったのか?いろいろですね。
私は、どうも原さんはびんぼうクジを引かされたような気がしますが。巨人ファンとしては、日本シリーズが終わるまで待ってもらいたかったでしょう。
ドイツ映画の名作に、
「ノッキング・オン・ヘブン・ザ・ドア」
てのがあります。題名はレッド・ツェッペリンの歌名ではなかったかなぁ?
末期の青年二人が、ホスピスで仲良くなる。二人は海を観たことがない。
じゃ、海を観に行こう!
脱走して、途中でマフィアの隠し金を拾って、警察とマフィアに終われながら、好き勝手の旅。
二人が海に出る海岸線の道を、ウイスキーの瓶を持ちながら、海へ歩いてゆくシーンは涙が出ました。
是非にお薦めします。
「ショーシャンクの空」や「ドライビング・ミス・デイジー」のフリーマンは特にいいですね。
「ノッキング・オン・ヘブン・ザ・ドア」良さそうですね。憶えておきます。
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