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SFマガジン2019年2月号


SFマガジン2019年2月号 №731 早川書房

雫石鉄也ひとり人気カウンター

1位 彼岸花                    伴名練
2位 博物館惑星2・ルーキー 第六話 不見の月   菅浩江
3位 知られざるボットの世界 スザンヌ・パーマー 中原尚哉訳
4位 キミノスケープ                宮澤伊織
5位 四十九日恋文                 森田季節
6位 本物のインディアン体験へようこそ レベッカ・ローンホース
                        佐田千織訳
7位 幽世知能                   草野原々

連載
小角の城(第51回)         夢枕獏
椎名誠のニュートラルコーナー(第64回)
インデギルカ号            椎名誠
先をゆくもの達(最終回)       神林長平
マルドゥック・アノニマス(第24回) 冲方丁
マン・カインド(第7回)       藤井大洋
幻視百景(第18回)         酉島伝法

百合特集

 百合特集である。百合=女性と女性の関係を扱う。と、いうのだそうだ。小生はそっちの方はまったく不勉強で知らない。女性と女性というとレズビアンか。と、早合点する人もいるかも知れぬが、レズも百合のいちジャンルで、性的なモノばっかりではないのではないのかな。
 かような「百合」なる世界があることはまったく知らなかった。じゃによって表紙を見たとき「百合特集」?なんのこっちゃ。SFマガジン編集部もいよいよ本格的にとち狂ったかと思った。ところがおじんたる小生の認識不足であった。「百合」なるモノが好きな人が多いんですな。このSFマガジン2019年2月号は発売と同時に売り切れ。重版したそうだ。SFマガジンとしては初音ミク特集以来の大ヒットとなった。 
 で、内容だが、なかなか充実して読みごたえのある号であった。特に1位の「彼岸花」が傑作である。形式としては日記体の小説だが、血の臭いのする日記であった。「百合特集」知らない世界を垣間見せてくれた。なるほど「百合」とSFは親和性が高いことが判った。で、こんどは「薔薇」特集ってのはどうだ。「百合」を特集して「薔薇」がないとは片手落ちではないか。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
百合と薔薇 (濠門長恭)
2019-01-25 20:45:37
最初に注記:コメントに付属するURLのジャンプ先はR18です。子供は見てはいけません。

 百合と薔薇の関係について。
 そもそもは、1971年に伊藤文學氏編集で第二書房から出されたホモ雑誌「薔薇族」が始まりです。伊藤文學氏の造語です。男同士があるなら女同士だっていいじゃないか。そんな感じで、あっちが薔薇ならこっちは百合だと、自然発生してきたのです。薔薇は、対象部位の表徴ですが、百合は、さて?
 ちなみに。薔薇とBLとは決定的に違います。当時の薔薇は、つまり、むくつけき男同士のくんずほぐれつ。ですので、「風と木の詩」にぶつかったときは、小生ズガアアアアアン!!!
 SFといわず。男向け作品と百合の親和性は高いですね。ていうか、R18コミックを見ればお分かりのように、女の子の描写が微に入り細を穿ち。男なんて、半透過か「へのへのもへじ」ですもの。

 レズというと、可愛い姉ちゃん(ぶっといババアもいるけど)のくんずほぐれつ。昭和男の偏見。
 百合となると。「お姉さまとお呼びしていいですか♡」みたいのも含みます。もちろん、ガチレズもレズSMも含みますけどね。

 駄菓子瑕疵。SFマガジンが百合特集ですか。
 堕落。他に言葉を知りません。

 小生、SFに見切りをつけてSMに転舵したというに。なぜにSFが追躡してくる???
 SFと百合の親和性よか、SMと百合の親和性の方が38倍以上は強いのだ。
 次々々々作予定「赤い本と白い百合」

 今回は、SFマガジンの無節操ぶりに万由旬を経て怒髪天に至る(光瀬龍パクリ)濠門長恭クンでした。
 
 
 
濠門長恭さん (雫石鉄也)
2019-01-26 15:11:46
SFっていうか、SFマガジンが濠門先生に追いついてきたんではないですか。
 
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