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6月28日(土) 天津飯


 おお、ようきたなワレ。まあ上がらんかえワレ。ワレ、いくつになったんや。え、23。若いなあ。
 大学、卒業したんやろ。就職決まったんか。埼玉、関西離れて一人暮らしやな。アニキ元気か。今年定年やろ。アニキはワシと違うてカタイ仕事やっとったんやから、老後は楽々やな。仕送りしてもらうんか。月になんぼ送ってもらうんや。え、それだけ。アニキもケチやからな。あとはアルバイトでがんばる。ワレも親孝行やな。
 なに、ハラへったて。よし、ちょうどええ機会や。ワレも一人暮らしするんやか、自炊せなあかんやろ。ありあわせのもんでちゃちゃとできる料理おしえたる。
 ええと何があるかな。冷やご飯、長ネギ、干し椎茸、なすびが1個。卵、冷凍のグリーンピース。おや、こんなところにカニ缶が。
 天津飯を作ったる。よう見とけや。まず、中華鍋を出す。ええか、調理器具は中華鍋をまず買うこっちゃ。これ一つで、煮る、揚げる、炒める、蒸す、焼く、たいていの調理ができる。便利やで。よし、おっちゃんが就職祝いに中華鍋買うたる。それから、自炊の参考になる料理の本も買ったる。男の子の一人暮らしの料理本は、ケンタロウかグッチ裕三の本がええ。この二人の料理は簡単でうまい。栗原はるみや平野レミはどっちかゆうと主婦向けやな。ズボラ料理の家元ちゅう奥薗壽子ちゅうおばさんがおるけど、あれ、確かに調理時間は短いけど、準備に結構手間がいる。ズボラの準備に手間がかかる。なんかようわからん。
 さ、作ろか。まず干し椎茸をもどす。ほんまは一晩水に漬けとくのやけど、今は、急やから、ぬるま湯に砂糖を一つまみいれて、レンジでチン、戻ったら刻む。なすび、長ネギをみじん切り。カニ缶は中身をほぐしておく。ボールに卵を入れて溶く。干し椎茸、なすび、長ネギ、カニをいれてかき回す。
 油をひいた中華鍋に具を混ぜ込んだ卵を入れる。油は多い目がええ。ハシでかき混ぜつつ卵を焼く。下面が焼けたらひっくり返す。
 丼のご飯の上に焼けたカニ玉を乗っける。タレをかける。タレは卵を焼く前に作っておく。スープ(干し椎茸の戻し汁にガラスープの素で作る)に醤油、酢、砂糖、しょうがの絞り汁。これを水溶き片栗粉でとろみをつける。
 あとは彩りにグリーンピースをパラパラ。さ、食え。どや、うまいやろ。
また料理教えたるさけえ、おっちゃんとこにもちょいちょいおいでや。
 
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